『美味しんぼ』海原雄山の至高のメニューは本当に美味しい? 再現に挑む原作ファンが続々
グルメ漫画『美味しんぼ』の名物キャラクターで、連載終了後の現在も何かと話題になる美食倶楽部の主人、海原雄山。本作の主人公で東西新聞社の社員である息子、山岡士郎が「究極のメニュー」作りに着手したことを知ると、帝都新聞と連携して「至高のメニュー」を開始。大手新聞社同士の対決となり、刺激的なメニューを多く作り上げてきた。
雄山の知識が詰まった至高のメニューは手の混んだものが多く、素人には真似しづらいが、その味が気になり、再現に挑む人もいる。今回は動画で再現されている「至高のメニュー」を紹介したい。
三種の餃子
ひょんなことから餃子で対決することになった雄山が作ったのは、三種類の餃子だった。雄山は餃子の皮に不満を持っており、米の粉を使用した特製の皮を作り上げる。この皮は、透明で、中身が見えるのが特徴。食通・唐山陶人はその美しさを絶賛していた。
そして、中身にはニンニクを使わず、「エビ」「ニラ」「魚の白身」の3種類の蒸し餃子を作り上げた。結局勝負は「あんこ餃子」を用意した山岡士郎と引き分けになる。
そんな「三種の餃子」を再現しているのが、「野外料理製作/CAMPPER'S HORIZON」というYouTubeチャンネル。調理から実食まで、漫画を参考に餃子を作り上げ、実食していた。なるほど美味しそうだ。
スパゲッティ
海原雄山が山岡士郎との対決で、素材の味を最大限に引き出すことを目的に作ったニンニクスパゲッティとトマトスパゲッティも、読者の空腹を刺激したメニューだ。
ニンニクスパゲッティは自家製の麺にニンニクのみじん切りをオリーブオイルで炒め、玉ねぎのみじん切りとバター、バジリコの葉を加えたもの。トマトのほうも、国産のトマトに玉ねぎのみじん切り、オリーブオイルでつぶしてこしたトマトを加えるというシンプルなものだった。
山岡は生ウニといくら、アワビのスパゲッティで対抗したが、結果は完敗。食材の豪華さではなく、その味をしっかり引き出した雄山のスパゲッティが、審査員に支持されたのだ。
雄山が作った2種類のスパゲッティは作り方が簡単なこともあってか、再現に挑む人が続出。味は比較的想像しやすいが、実際に高評価が相次いでいる。