ひたすら絵を描き続けた少女の18年後 プロ漫画家が「中学生時代に描いた年賀状」をリメイクすると?
絵を描きながら、いつものように雑談がスタート。慎本氏のもとには「自分の絵柄を作りたい」という質問がよく寄せられるそうだが、「私も思っていたけれど、できなかった」という。しかし現在では、ファンは「慎本先生の絵柄」を明確に認識しており、「私の中では自分の絵柄なんていまもなくて、私のクセが絵柄になっているんだと思う」と結論づけていた。
中学生時代に描いた絵をリメイクしながら、「ずっと絵を描いてきた」「高校生の時、“絵を描いている”と友だちに言うのが恥ずかしくて、好きな先輩を追いかけたりもしたけれど、すぐに飽きて戻ってきた(笑)」と語る慎本氏。とにかく絵が好きで、ひたすらに描き続けた少女が、自分でも知らないうちに個性を獲得し、プロとして活躍するに至った、というストーリーが見えてくる。
その物語の突端にいるとも言える、2021年現在の慎本氏は、果たしてどんなリメイク作品を描き上げたのか。本人はいつものように冗談を交え、茶目っ気たっぷりにトークを展開しているが、見ようによってはなかなか熱い展開である。完成した年賀状は、ぜひ動画でチェックしてもらいたい。