『英国建築の解剖図鑑』SNSでバズって発売前重版決定 歴史好き、英国好きも必携

 英国で長年愛されてきたベストセラー建築図鑑、待望の日本版となる『英国建築の解剖図鑑』が2021年11月17日にエクスナレッジより発売される。発売の告知がなされるとSNSで注目を集め、発売前重版も決定した。

 本作はノルマン征服から中世、ヴィクトリア朝、そしてモダニズムまで、英国の建築スタイルをイラストで読み解いたビジュアルガイド。建物のパーツを英文でも記載し、学習にも役立たせることができる。映画やドラマ、小説の背景を理解したり、創作をする人の参考資料としても活用できる。英国らしいウィットあふれるイラストと解説、温かみのある手描き文字など、眺めるだけでも楽しい1冊。歴史好き、英国好きにもおすすめだ。

【著者】マシュー・ライス
画家、デザイナー、作家。英『カントリー・ライフ』誌などに寄稿。チャールズ皇太子が序文を寄せたVILLAGE BUILDINGS OF BRITAIN(2001)をはじめ、英国の建築に関する著書多数。陶芸家の妻、エマ・ブリッジウォーターとともにノーフォークおよびオックスフォードに住む。

【監修者】中島智章(なかしま・ともあき)
1970年生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程終了。博士(工学)。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程終了。現在、工学院大学建築学部建築デザイン学科・准教授。著書に『図説ヴェルサイユ宮殿 太陽王ルイ 14世とブルボン王朝の建築遺産』増補新装版(河出書房新社)などがある。

■書誌情報
『英国建築の解剖図鑑』
著者:マシュー・ライス
訳者:岡本由香子
監修:中島智章
出版社:エクスナレッジ
価格:1,900円(税別)

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