人気声優・福山潤が「お仕事七つ道具」を大公開 2種類のペンに感じるプロ魂

 アニメ作りに長年関わり、第一線で活躍を続ける声優・福山潤と、「言葉」を使って作品作りに携わる方々との対談連載を一冊にまとめた書籍『福山潤のプロフェッショナルトーク』が、10月21日に双葉社より発売された。

 本書には、富野由悠季、ハライチ・岩井勇気、吉田尚記といったさまざまな分野で活躍する「言葉」のプロたちとの対談のほか、福山本人への特別インタビューも収録されている。

 この度、誌面でも紹介している福山が実際に愛用している「こだわりの仕事道具」を特別に公開。「プロフェッショナルを極める七つ道具」と題し、自身が使っている仕事の七つ道具へのこだわりとともに、一つひとつコメントしている動画にも、注目したい。

デンタルフロス

歯並びがあまりよくないので、かれこれ20年くらいフロスを使っています。歯に食べ物が詰まった状態で収録していると気になって、場合によっては喋りにくくなったりするんです。なので、カバンにも必ず入れていますし、車にも常備している必須アイテムです。

ヘアゴム

髪の毛を長くしているので、持ち歩くようになりました。アニメのアフレコのようなマイクを使う収録では必要ないんですが、イヤホンやヘッドホンを使う際は髪が邪魔になるので留めています。キツめに縛ると頭皮が引っ張られてスッキリすることに最近気付きました(笑)。

筆ペン

中にインクが仕込まれている筆ペンで、なかでも中太を好んで使います。主にサイン用で、寄せ書きする場合は、僕だけ筆ペンだと浮いてしまうので、みんなが使っているものをそのまま使いますが、僕一人が書けばいいときには、ほとんどこの筆ペンで書いています。

多機能ボールペン

4色ボールペンにシャーペンが付いた多機能ボールペンです。台本にメモを書き込む際は、自分の出演部分を赤で囲い、注意点やタイムコードなどを青で書き込むなど、何色か使い分けます。替芯もたくさん持っているのですが、いつも使い切る前に本体を無くしてしまうんです(笑)。

スマートフォン

生活全般で欠かせないアイテムの他、声優としては国語辞典やアクセント辞典がアプリとして使えるようになったことですごく重宝しています。分厚い辞書を持ち歩く必要もないですし、アクセントを音声で再生してくれるんです。6つの辞典を入れて使い分けています。

メガネ

3年前から疲れ目になって、視力自体は悪くなかったんですが、念のために乱視用メガネを作っておいたんです。それからずっと使っていなかったんですけど、今年に入って台本など細かい文字が追いにくくなって、このメガネを掛けたら見やすい! 今ではすっかり愛用しています。

ノート型パソコン


僕は粗忽者でよくパソコンを落としてしまうので、とにかく丈夫なものを追い求めた結果、とあるメーカーのパソコンに辿り着きました。もう10回以上落としてるのですが、不具合を起こしたことはないので、使い続けています(笑)。これで台本を読んだり、事務作業を行ないます。

福山潤 プロフェッショナルな7つ道具

URL:https://youtu.be/2zam2eW613Y

■福山潤(ふくやま・じゅん)プロフィール
11月26日生まれ、大阪府出身。2007年、初代声優アワード主演男優賞受賞。『無敵王トライゼノン』で初主演。代表作に『コードギアス 反逆のルルーシュ』(ルルーシュ・ランペルージ)、『吸血鬼すぐ死ぬ』(ドラルク)、『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』(スマット)、『Vivy -Fluorite Eye's Song-』(マツモト)、『暗殺教室』(殺せんせー)、『七つの大罪』(キング)など。近年はアーティストとしても活躍。

■書誌情報
『福山潤 プロフェッショナルトーク』
著者名:福山潤
定価:3,520円(本体3,200円)
発売日:2021年10月21日

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