芥川賞作家・李琴峰、特別講座の開催決定 声優・榎本温子が司会に
第165回の芥川賞を受賞した李琴峰の特別講座が、11月13日(17:00~18:30)NHK文化センターにて開催される。声優の榎本温子が聞き手を務める。
台湾出身の李琴峰は、2013年に来日しわずか8年で芥川賞を受賞した。日本語が母語でない李がいかにして日本最高峰の文学賞にたどりついたか? 実は日本語との出会いは「アニメ」だったとか。幼い時から親しんだ中国古典、そして東洋哲学や社会学、さらに日本のアニメや純文学など、李の創作の原点を探る異色の文学講座となっている。
本講座は、教室受講でも、オンライン受講でも楽しむことができる。詳細はNHKカルチャーのサイトを参照(https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1239607.html)。
■登壇者プロフィール
講師:李琴峰(作家・翻訳家)
1989年台湾生まれ。2013年来日。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了。
2017年『独り舞』(原題「独舞」)で群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。
2019年『五つ数えれば三日月が』が芥川賞、野間文芸新人賞の候補に。
2021年『ポラリスが降り注ぐ夜』で芸術選奨新人賞受賞。
同年7月『彼岸花が咲く島』で第165回芥川龍之介賞受賞。
聞き手:榎本温子(声優・ナレーター)
1998年2月高校3年生で文化放送デビュー。同10月、庵野秀明監督作品『彼氏彼女の事情』で主役宮沢雪野役でアニメデビュー。『ふたりはプリキュアSplash☆Star』『ヒカルの碁』『キャプテン翼』「LINE」シリーズ(サリー役)など声優として数々の作品に携わる。NHKほか各局の番組ナレーションやパーソナリティーとしても出演、活動の幅を広げている。
李琴峰メイン写真クレジット 撮影:鈴木七絵(文藝春秋)