ギン、エネル、カタクリ……『ONE PIECE』次に再登場するキャラクターは? ワンピース研究家が考察

「新章がスタートするたびに話題となるのは、空島編で麦わらの一味を苦しめた“ゴロゴロの実”の能力者・エネルです。エネルはルフィに敗北した後、大地を求めて月へと向かいましたが、その後の扉絵のストーリーで月の古代都市にたどり着いています。これまでも扉絵連載で描かれたことは本編に繋がってきていますし、本編では”太陽の神ニカ”の存在が明かされるなど、なにか壮大な歴史が紐解かれる予兆があるため、いよいよエネルも関わってくるのではないかと考察されることもあります。

 そして最近示唆され始めたゴムゴムの実の重要性……エネルの“ゴロゴロの実”は最強の実のひとつとされていますし、天敵がゴムゴムの実ということも含めて、もし再登場したら物語を大きく動かす鍵となるのではないでしょうか。そうなると『ONE PIECE』の歴史の謎は海だけではなく、宇宙にまで到達するスケールの壮大な物語となります。ルフィたちが冒険している青い星と月に過去密接な繋がりがあったとすれば、空白の100年に何があったのか、世界政府は何を隠しているのか、赤い土の大陸はどうやってできたのか……それが全て繋がる可能性もあります。ジャンプ本誌を読み進める中で、『ヤハハ』という特徴的な笑い声が出てきたら、きっとエネル再登場の合図です。想像するだけで鳥肌が立ちますし、もしそうなればファンたちは騒然となるでしょう」

 ほかにも、アラバスタ王国第12代国王のネフェルタリ・コブラや魚人島にいたバンダー・デッケン九世など、一族の末裔と思しきキャラの存在も考察をかき立てる存在だという。

「再登場とは少し違いますが、彼らの先祖が描かれる可能性はあります。過去に何があったのかわからない“空白の100年”は、『ONE PIECE』最大の謎のひとつですが、最終回までには必ず明かされるはずです。そのストーリーが明確に描かれる際に登場するかもしれないのが”初代国王のネフェルタリ・〇〇〇”や”バンダー・デッケン一世”などといった、これまでに登場したキャラクターの先祖です。もし本当に描かれたとするならば、時を超えた伏線となり、私たちはまたしても驚かされるでしょう」

 『ONE PIECE』はいったいどこまで壮大な物語になるのかーーまだまだ我々は、尾田栄一郎先生の手のひらで踊らされ続けるしかなさそうだ。

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