まさかの続編スタートでトレンド入り! 『ときめきトゥナイト』衰えない人気の秘密とは

 少女漫画誌『りぼん』で1980年代から1990年代にかけて連載され、当時の少女たちの心を掴んだ『ときめきトゥナイト』。そんな『ときめきトゥナイト』のタイトルが2021年3月、突然Twitterでトレンド入りした。

 『ときめきトゥナイト』は江藤蘭世、市橋なるみ、真壁愛良という3人のヒロインによる3部作となっている。江藤蘭世と真壁俊の恋、蘭世の弟、江藤鈴世と市橋なるみの恋、そして蘭世と俊の娘、愛良の恋模様が描かれている。が、それぞれ恋は一筋縄ではいかない。人間界と魔界という種族を越えた恋、吸血鬼、狼男、輪廻転生、超能力、魔女、宇宙人……とさまざまな要素と困難が盛り込まれている。

 そんな三部作の中でも特に人気があるのが、第一部に当たる蘭世と俊の恋だ。2013年には『ときめトゥナイト 真壁俊の事情』が発売されたが、こちらの作品は宝島社「このマンガがすごい!」2014年オンナ編2位にランクインしている。

 先日、話題となったのは、なんと、5月からアラフォーとなった江藤蘭世もとい、“真壁”蘭世の物語『ときめきトゥナイト それから』の連載がスタートするからだ。約30年経っても蘭世と俊のカップルが支持されるのはなぜだろうか。

王道のラブストーリー

 ヒロインである蘭世はおてんばでドジッ子。でも、恋愛に一途で、ひとめぼれした真壁俊にひたすら想いをぶつけ続ける。

 一方、真壁俊はクールでちょっと不器用。母親のことをとても大切に思っていて、「お母さんを守る」ことがきっかけで始めたボクシングも強い。少しワルなところも女子の心のくすぐる。

 「口には出さないけど、態度には示している」という通り、余計なことは口にしない。それどころか言葉足らずで蘭世とも恋人未満のような状況が長らく続いていた。言葉にしなければ伝わらないとヤキモキもするが、態度で示していると本人が言うだけあって、肝心なところでは体を張って蘭世を守るし、蘭世に言い寄る男性がいたらあからさまにムッとした様子を見せる。そのツンデレ的ギャップと、たまに見せる素の部分が魅力的なのだ。

 そんな男性キャラはいくらでもいるのでは? と思う人も少なくないかもしれないが、当時一世を風靡した『ときめきトゥナイト』だ。真壁俊によってカッコいい理想の男性像を作り上げられた女性も少なくはない気がする。