日向坂46 齊藤京子が語る、“国民的彼女"の新境地 「聖地巡礼して、デート気分を楽しんでもらえたら」

 日向坂46・齊藤京子の1st写真集『とっておきの恋人』が、2021年1月19日に発売された。日向坂46として初のソロ写真集となった本作は、日向坂46のカラーを強調した、”アザトカワイイ”齊藤京子らしい特別な一冊となっている。

 “国民的彼女”という齊藤京子独自のワードは奥が深い。推しの笑顔やパフォーマンスが、ふとしたときに訪れる寂しさや行き場のない悲しみを埋めてくれるとするならば、アイドルの存在は”彼女”のように近しい距離にいるのが理想的だからだ。特に昨年は、物理的に距離を取らざるを得ない一年だったのに反して、心の距離はグッと近づく一年だったのかもしれない。実際に手を繋ぐことはできなくても、いつでも手を繋いだ気分になれる写真集は、心の距離をさらに縮め、安心感を与えてくれる。まさに『とっておきの恋人』であり、"国民的彼女"の為せる技だと感じた。

 本作は、さまざまなデートシチュエーションを盛り上げるおしゃれなファッションにも注目だ。齊藤京子と妄想デートを楽しめる写真集でありながら、彼氏目線だけでなく、女性目線、カップル目線でも楽しめる要素があるのが面白い。いろんな形の”キュン”が詰まった記念すべき一作目の写真集に齊藤京子が込めた思いとは。撮影の思い出やこだわりについて話を聞かせてもらった。(とり)

写真集のデートを真似してほしい

――日向坂46初となるソロ写真集の発売おめでとうございます。写真集を出すことになったときのお気持ちはどうでしたか?

齊藤:光栄な気持ちでした。写真集を出させていただけるだけでも十分幸せなことで、日向坂46として一番目というプレッシャーもありましたが、気持ちに応えられるよう頑張らなきゃとも思いました。

――プレッシャーもあったんですね。一作目にして、凄く日向坂46らしい、齊藤さんらしい作品に仕上がっていると思います。この写真集が次に繋がっていくといいですね。

齊藤:嬉しさとプレッシャーの両方がありましたが、ポジティブに楽しみながら頑張ろうと思って撮影に臨みました。これからも、他のメンバーも写真集を出せたら嬉しいです! 

――本当に一緒に東京デートを楽しんだと錯覚するような写真集でした。今回、恋人感をコンセプトにした理由を教えてください。

齊藤:もともと写真集を買ったり見たりするのが趣味で、家にもたくさん写真集があるんですけど、いつか自分が写真集を出すとしたら、ページをめくるだけでデートしている気分になれるくらい、彼女感のある写真集にできたら面白いんじゃないかと思っていたんです。なので、実際に写真集のお話をいただいたときに、彼女感をコンセプトにした写真集ができたらと考えていたことをお話しして、実現しました。

――写真集を見るのがお好きなんですね。実際に、参考にした写真集はありますか?

齊藤:そうですね。他の方の写真集を見ていたら彼氏になった気持ちを味わえるような場面が出てくるものがあって、そこに凄く魅力を感じたんです。なので、私は全編を通して彼女感のある写真集にしたいな、と思いました。

――まさに“国民的彼女”だと思いました。

齊藤:本当ですか? 嬉しいです。“国民的彼女”は、みなさんに彼女と思っていただけるくらいの親近感を持ってもらいたくて独自に作った言葉なんですけど、そのように見ていただけたのであれば嬉しいです。女性にも楽しんで頂けそうですかね……?

――女性の私から見ても、一緒に楽しく過ごしたような気持ちになったので、女性受けもすると思います! それに、最後にロケ地をまとめたマップが載っているのが親切でいいなと思いました。全部東京なので誰でも行きやすいですし、写真集の新しい楽しみ方ができそうです。

齊藤:そうなんです! 聖地巡礼して、デート気分を楽しんでもらえたら嬉しいです。今までの写真集にない楽しみ方ができると思うので、一人でも多くの方に見ていただきたいです。

――カップルで写真集を見て一緒にデートする、みたいなこともあるかもしれないですね。

齊藤:「きょんこみたいに、水族館でペンギンのぬいぐるみ買おうよ!」みたいな感じで、シチュエーションを真似してもらえたら幸せです。実際に、昨日のミーグリ会(オンライン ミート&グリート会)で「きょんこのおかげで結婚しました」っていう人がいたんです。こんな私が恋のキューピッドになったんだと思うとウルっときてしまって……。これからも頑張ろうって思いました。

――それは凄いですね! 聖地巡礼デート、楽しそうです。

齊藤:カップルの方もそうでない方も、たくさん聖地巡礼してほしいです!

――もし齊藤さんが実際にデートをするなら、どんなデートプランがいいですか?

齊藤:まさにこの写真集通りのデートをしてみたいです。水族館とか映画館とか、わりと王道なデートスポットなんですけど、ベタな感じがすごく好みです。

――王道が好きなんですね。では、自分が男性だとして、日向坂46のメンバーとデートに行くなら誰とデートに行きたいですか?

齊藤:丹生ちゃん(丹生明里)ですかね。丹生ちゃんは本当にピュアな子なので、どこへ連れて行っても喜んでくれる気がします。リアクションもしっかりとってくれるので、サプライズのし甲斐がありそうだなって思います。

――写真集でもあった東京タワーの見えるレストランでサプライズとか?

齊藤:そうですね。おしゃれなお店に行って丹生ちゃんを驚かせてあげたいです(笑)。

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