手塚治虫が山・自然・動物をテーマに描いた作品を収録 漫画アンソロジー『手塚治虫の山』

 文庫本『手塚治虫の山』が、2020年6月18日に山と溪谷社より発売された。

 本書は、手塚治虫が山・動物・自然をテーマに描いた漫画アンソロジー。手塚は、山・自然・動物を舞台とした漫画を数多く残している。

 「魔の山」、「ブラック・ジャック -昭和新山-」をはじめ、今回収録している10編の漫画は1959年~80年に発表されたもの。それぞれの作品に共通するのは、「生命」の尊さ。人間はもとより、山も動物も、万物すべてを「生命」ととらえる、手塚の強い思想が伝わってくる1冊となっている。

■書籍情報
『手塚治虫の山』
著者:手塚治虫
発売元:株式会社山と溪谷社
定価:1,000円+税
発売日:2020年6月18日
http://www.yamakei.co.jp/products/2820048820.html

<収録作品>
「魔の山」 1972年8月6日『週刊少年サンデー』(小学館)掲載
「山楝蛇」 1972年9月4日『漫画サンデー』増刊号(実業之日本社)掲載
「山の彼方の空紅く」 1982年5月『ジャストコミック』(光文社)掲載
「モモンガのムサ」 1971年11月22日『週刊少年ジャンプ』(集英社)
「モンモン山が泣いてるよ」 1979年1月『月刊少年ジャンプ』(集英社)掲載
「ブラック・ジャック -昭和新山-」 1976年11月15日『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)
「雪野郎」 1969年12月3日『少年チャンピオン』(秋田書店) 「ザ・クレーター」第9話として掲載
「落盤」 1959年9月15日『X』第3号(鈴木出版)掲載
「山太郎かえる」 1980年1月『月刊少年ジャンプ』(集英社)掲載
「火の山」 1979年4月20日『ビッグゴールド』No.2(小学館)掲載

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