これが本当にラストグラビアか？

　2017年の『週刊プレイボーイ31号』で初水着グラビアを披露して以来、雑誌、写真集とそのグラビアの才能を思う存分、見せつけてきた今田美桜。その『プレイボーイ』を見返すと、グラビア仕事を開始した当初から勘がいいことが分かる。深田恭子や綾瀬はるか然り、グラビアで力を発揮できる女優が本職でも結果を残すことは少なくないだろう。最近だと、田中みな実は写真集の売り上げに加えて、演技も評価されている。ここであげた女優は写真に対しての集中力が圧倒的に違う。写真というものは不思議で、見ただけでそれが伝わってくる。そして今田美桜もまた、女優らしく作中で高い集中力を見せているのである。

　本作で一旦、グラビアの活動に区切りをつけてしまうという今田美桜。だが『モデルプレス』のインタビューでは「まだハッキリ分からないですが」と前置きをしている。希望としては近い将来、女優としてさらにステップアップした姿の今田美桜を、グラビアで是非とも見てみたいものだ。

■書籍情報
今田美桜写真集『ラストショット』
価格：2,400円＋税
出版社：講談社
公式サイト