INI、5周年でなお伸び続ける強さ 『ANTHEM』82.3万枚、10作連続記録、初東京ドーム公演に結実した積み重ね
俳優、音楽、ライブ――広がり続けるINIへの入口
一方で、INIへの入り口は、かなり多方向に広がっている。2024年、尾崎匠海が、話題を集めたドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ/フジテレビ系)に出演。その後も、2025年放送のスペシャルドラマ『ドビュッシーが弾けるまで』(フジテレビ系)に出演し、同作はドイツの国際映像祭『ワールド・メディア・フェスティバル2026』のエンターテインメント部門(フィクション)で金賞を受賞した。話題作で存在感を示し、俳優として作品に出演することで、音楽活動とは異なるところにもINIへの入り口を広げてきた。
そのほかにも、リーダーの木村柾哉は『ヒロイン失格』や『センセイ君主』など、数々の大ヒットラブコメ漫画を生み出してきた幸田もも子の『あたしの!』の実写化映画でW主演を務めた。2025年公開の映画『ロマンティック・キラー』ではクアトロ主演のひとりを務めるなど、α世代から支持を集める作品への出演を通して、若年層にもINIの認知を広げている。
さらに、音楽そのものからINIを知る入口も広がっている。『THE FIRST TAKE』では、尾崎匠海、木村柾哉、許豊凡、髙塚大夢、藤牧京介の5人が「FANFARE」、「I’m a Dreamer」を披露し、グループをまだ詳しく知らない層にも、歌唱力や楽曲の魅力を届けた。こうした場も、歌をきっかけにINIへたどり着く入り口になっている。また、JO1とINIのサッカーを愛するメンバー12人でスペシャルユニット・JI BLUEを組み、サッカー日本代表「最高の景色を2026」オフィシャルアンバサダーを務めたことも、新たな層との接点になった。
ライブに関しては、ただ規模を大きくしてきたわけではない。2022年の1stアリーナツアー、2023年の全国7都市を巡る2ndアリーナツアーを経て、2024年には全国11都市20公演のファンコンサートツアーで各地を訪問。2025年には5都市15公演のアリーナツアーからバンテリンドーム ナゴヤ3DAYSへと進み、2026年には東京ドーム、京セラドーム大阪を巡る初のドームツアーがスタート。9月に東京ドーム2DAYSを開催し、11月には京セラドーム大阪2DAYSを控えている。
こうして振り返ると、大規模公演でグループの成長を見せる一方で、地方を含め、全国各地のファンがINIに会える機会を作っていることが印象的だ。だからこそ、規模が大きくなっても、ファンにとって身近な存在であり続けていることができているのかもしれない。
5年間で出会った景色も、流した涙も、交わした約束もすべて連れて、その先へ――まだまだ進化を遂げるであろうINIから目が離せない。
※1:https://www.billboard-japan.com/d%20news/detail/165748/2


























