【対談】モノブライト 桃野陽介×フラワーカンパニーズ 鈴木圭介 15年ぶりの共演、バンドを続ける意味を語り合う
今はどんどん再結成すべきだと思う。休止もするべきだと思う(鈴木)
――モノブライトは8年活動休止して、昨年再始動していますけど、フラカンはずっと止まらずに活動していますよね。
鈴木:休んだことないから本当のところはわからないけど……昔は、一回解散したり休止したりしたバンドが再結成するなんて! と思ってたの。
桃野:ああ、僕も昔は思ってました。
鈴木:でも、今はどんどん再結成すべきだと思う。休止もするべきだと思う。自分のバンドがそこに当てはまってないだけで、一回休止した方が正常に戻れることもあるからね。「一回目を醒ました方がいいかもな」って思う時、あるよ。
桃野:そうなんですね。
鈴木:すごくストレスが溜まって「何の為にやってんだろう?」っていうような状態で耐えるよりも、一回活動を止めて、何年か経って「ああ、やっぱりバンドって楽しいな」と思って活動するのは、すごく正常な形だと思うんだよね。
桃野:結果的にはそうでした、僕らは。お互い健康になったというか。
鈴木:そうそう。お互いを冷静に、俯瞰で見れるじゃない? 「あいつ、こういうところが長所だったな」とか。ずっと一緒にいるとさ、俯瞰になれないんだよね。気に入らない部分ばっかりが目に入ってきたりするし。
桃野:そうですね。ソロでいろいろな人とやる機会が増えていって、メンバーのいいところが見えたというのはありました。
鈴木:休止とか解散をして、もう一回集まったバンドって、みんな調子いいよね。
桃野:そうですね。元気な気がします。
鈴木:ユニコーンにしたって、サニーデイ・サービスにしたって、元気だし、楽しそうだしね。自分たちは止まらずに活動してきたけど、だからといって無理矢理続けたほうがいいとは全然思わないかな。
桃野:あともうひとつ、圭介さんに聞きたいのが、フラカンさんってずっとライブを続けてるじゃないですか。ライブを続けている中で、何がいちばん楽しみだったりしますか?
鈴木:ライブはね、始まっちゃえば楽しいんだよ。声の調子が悪かった頃はツラかったけど。それが解消されてからは、始まりさえすればライブ中はずっと楽しいね。
桃野:ああ、ライブそのものが?
鈴木:うん。前後はイヤだよ? 移動もしんどいし、ホテルもいろいろだし、食べることも俺、全然興味ないから。打ち上げもほぼ行かないし。ツアーに関して、ライブ以外に楽しみはひとつもない(笑)!
桃野:(笑)。でも、そこは近いかもしれないです。僕も食事にあまり興味がないので。ほかのメンバーはあるんですけどね。
鈴木:うちも、ほかのメンバーはある。あと、ライブハウスの人と打ち上げで話したりとかもあるけど、俺は喉に負担をかけたくないから行かないんだよ。そうすると、人に会う楽しみもない。だから、ライブが楽しくなかったら、もう何にも楽しくない!
桃野:あははは!
鈴木:ツアーなんて、本当にライブを楽しむしかない。
――今回モノブライトが、フラワーカンパニーズに対バンをオファーしたのは、どういう経緯だったんですか?
桃野:再始動をしてから、ワンマンしかしていなかったんですよね。だから「挨拶回りも兼ねて、対バンもやりたいな」と思って。デビューの時からお世話になってる、POLYSICSさんや、フラカンさんも。それで、松下(省伍/Gt)経由でご相談して。
鈴木:リハスタで松下くんにばったり会って。「モノブライト、もう一回やるんです」「もしよかったら、一緒にライブやってもらえませんか」って言われて、LINEを交換したんだ。嬉しかったよ。「誘ってくれるんだ!」って。
――調べてみたら、2011年のZepp Sendaiのチャリティーイベントで一緒になった以来?
桃野:そうだと思います。15年ぶりということもあって、すごく楽しみです。