SOTA&MANATO、BE:FIRSTでの挑戦とShowMinorSavageでの音楽探求 2つの場所を行き来しながら広げる表現
9月18日、BE:FIRSTが初のグローバルEP『WATCH ME』をリリースした。デビュー当初から海外を見据えた活動と経験を重ねてきたBE:FIRSTが、いよいよ本格的にグローバルな展開へと乗り出す。一方で、JUNONが10月30日に公開となる映画『RYUJI 竜二』に出演したり、LEOがバラエティ番組や情報番組で活躍したり、SHUNTOとRYUHEIがそれぞれ雑誌に登場したりなど、メンバー個々の活動も活発に展開されている。
そんな中、SOTAとMANATOはAile The Shotaとのユニット・ShowMinorSavageとしても音楽を発信。直近でも8月12日に「Gradation」、9月9日にはラッパー・SALUとの共作「LTL」をリリースした。BE:FIRSTとして活動の幅を広げる一方で、2人は別の場所でも継続的に音楽と向き合っている。では、ShowMinorSavageでどのような音楽表現を追求しているのか。新曲2曲から、その現在地を紐解いてみたい。
「Gradation」は、穏やかな気持ちで聴けるR&Bサマーチューン。移り変わる空の色や海辺の景色、2人だけの時間を「Gradation」という言葉で表現し、洗練されたグルーヴが心地よい。そこに、MANATOの芯の強さを感じさせながらもリラックスした雰囲気の歌声、SOTAの優しくリスナーに寄り添うような歌声、Aile The Shotaのスムースな歌声が重なることで、3人ならではのメロウな世界観が生まれている。そんな同曲からは3人がルーツのひとつとして語るクリス・ブラウンを思わせるR&Bのテイストも随所に感じられ、MANATOとSOTAがShowMinorSavageでどんな音楽を楽しんでいるのかが垣間見える一曲と言えるのではないだろうか。
そして、その翌月にリリースされたのが「LTL」だ。テンション感こそ「Gradation」と異なるものの、根底に流れる音楽性には共通するものがある。グルーヴィーなサウンドにハッピーなノリが感じられるトラックの上で、ShowMinorSavageの3人とSALUが、リラックスして遊ぶようにリリックを紡いでいく。表面的には「Gradation」よりもHIPHOP色が強く、4人の掛け合いも含めて、より躍動感のある楽曲だ。しかし、そのボーカルにはR&Bの系譜が感じられ、歌とラップがシームレスにつながるボーカルワークも楽曲を彩っている。さらに、肩の力が抜けているのにリズムはタイトという絶妙なバランスにも、彼らが好む音楽のルーツが感じられる。
「Gradation」と「LTL」、異なる表情を持つ2曲だが、どちらにも共通しているのはR&BやHIPHOPを軸に、歌とラップ、グルーヴを自由に行き来する音楽性ではないだろうか。そして何よりメンバーたちが楽しみながら音楽を鳴らしているような、自然体の空気感が感じられる。これこそが、ShowMinorSavageという場所だから追求できる、彼らの好きな音楽なのかもしれない。
世界へと活動の幅を広げているBE:FIRSTのメンバーとして、新たな挑戦を続けているSOTAとMANATO。一方、ShowMinorSavageでは、自分たちがルーツとしてきた音楽や、今好きだと思えるサウンドを自由に追求している。だが、そのふたつは決して別々のものではない。BE:FIRSTでさまざまな表現に触れ、ShowMinorSavageで自分たちの音楽的嗜好を掘り下げる。異なる場所での経験が互いの表現を刺激しながら、2人の音楽はさらに広がっていくのだろう。
BE:FIRSTではグループの一員として、ShowMinorSavageではSOTAとMANATOとして。それぞれの場所で、それぞれの音楽を楽しむ2人の今後に注目したい。