B'z、デビュー38年を経ても止まらない挑戦 今なお最前線で進化し続ける、音楽シーンのトップランナー

38年を経ても止まらない、B'zの進化

 ドラマや映画、スポーツにはそれぞれ物語がある。その物語へと聴き手を自然と導き没入させる力を持つ松本のギターサウンドと、物語の当事者の気持ちを代弁しながら、その行く先を最後まで見守りたくなる誘因力を持った稲葉の歌詞と歌声。2000年代以降は、そのふたつを大きな武器としてさまざまな作品やスポーツシーンと結びついてきた。月9ドラマ『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』(フジテレビ系)主題歌として、愛の根源的な部分を爽やかに歌った「イチブトゼンブ」。2002年にテレビ朝日系スポーツ番組のテーマソングとして使用された「熱き鼓動の果て」や、ラグビー日本代表応援ソングとして書き下ろされた「兵、走る」。今年の『FIFAワールドカップ』では、日本テレビ系サッカーテーマソングとして書き下ろした「完全無欠」で日本中をひとつにした。

B’z / 完全無欠

 昨年は約3年ぶりのオリジナルアルバム『FYOP』をリリースし、以降はまさしくライブ三昧の日々を繰り広げた。アルバムは、往年のハードロック、ヘヴィメタルを思わせる血湧き肉躍るようなギターのイントロで始まり、リーディングを取り入れたロック、ジャズ、カントリー、ブルースなど多彩な音楽ジャンルを、タイトルの通り思うがままに取り入れ、すべてをB'zのサウンドへと昇華した作品となった。まさしく、今の2人の現在地が、そこにありありと表現されていたのだ。このアルバムを携え、昨年は東京ドーム2DAYSを含む全国ドームツアー『B’z LIVE-GYM 2025 -FYOP-』も開催された。

B’z / ALBUM「FYOP」初回限定盤・特典映像 DIGEST

 今年は、ドームツアーとはセットリストやステージセットを変えるという手法で、アリーナツアー『B'z LIVE-GYM 2026 -FYOP+-』を開催。その追加公演として開催された『B'z LIVE-GYM 2026 -FYOP naked-』では、大掛かりな演出に頼らないまさしく“naked”なステージでファンを魅了した。

 アルバムやツアーのタイトルになった『FYOP』は、「Follow Your Own Passion」の略で「自分自身の情熱に従いなさい」との意味である。インターネットやSNSからさまざまなヒットが生まれる時代にあっても、周囲の流れに左右されることなく、それぞれの中に眠るルーツや情熱に火を灯しながら走り続ける姿勢そのものが、B'zの歩みと重なって見える。

 B'zは2年後、デビュー40周年を迎える。長いキャリアの中でも歩みを止めず、新作を発表し、ライブの形を更新し続けてきた松本と稲葉。「Follow Your Own Passion」を掲げた2人が、40周年に向けてどんな音楽やステージを打ち出してくるのか、期待はますます高まる。

※1:https://www.oricon.co.jp/news/2460166/full/
※2:https://www.oricon.co.jp/news/2287330/full/
※3:https://www.oricon.co.jp/news/2133355/full/
※4:https://www.guinnessworldrecords.jp/world-records/best-selling-album-act-in-japan
※5:https://www.oricon.co.jp/confidence/special/52827/

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