平野紫耀&神宮寺勇太&岸優太、宣言通りに飛び込んでいった“世界” 楽曲が映し出すNumber_iの今と未来
Number_iが楽曲「Numbers Ur Zone」をリリースしてから、1年が経つ。2025年9月15日、2ndフルアルバム『No.Ⅱ』のリリースを翌週に控えるなかで先行配信された同曲は、自分たちの音楽を信じ、さらに高みへ向かっていくグループの決意が刻まれた一曲だ。
“Number_i”名義のプロデュース曲である「Numbers Ur Zone」。楽曲は、〈勘違いじゃないこの冒険〉という力強いフレーズで始まる。続いて歌われるのは、今まで見てきた景色のその先へ向かおうとする、強い意志だ。平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太は、これまで数々の大舞台に立ってきた。だからこそ、ここで歌われる“冒険”には独特の重みがあるだろう。さまざまな景色を目にしてきた3人が、現状に留まるのではなく、さらなる未知の世界へと飛び込んでいく。2024年末に発表された「HIRAKEGOMA」や、『No.Ⅱ』のリードトラック「未確認領域」にも通じる、彼ららしい姿勢が感じられる。
さらに、曲中では〈Star〉という言葉が繰り返される。誰かからスターと認められることや、数字によって評価されること、既存の枠のなかで成功することを目指すのではなく、その先へ進み、自分たち自身でゴールを決めていく。そんな思いも、「Numbers Ur Zone」からは伝わってくる。そして、彼らはまさに「Numbers Ur Zone」で宣言したように、この1年でいくつもの〈新たなドア〉を開いてきた。
2026年2月、Number_iは世界最大手のタレントエージェンシーのひとつであるWME(William Morris Endeavor)とエージェント契約を締結。5月にはアメリカのAtlantic Recordsとのレーベル契約を発表した。そして、8月にはグループ初となるワールドツアー『Number_i 1st World Tour』の開催が決定。10月から「Chapter 1:Japan」として日本公演を行い、2027年には「Chapter 2:Asia & North America」では海外公演を予定している。〈新たなドアの向こう〉の景色が、一つひとつ現実になっているのだ。
一方で、活動のスケールが大きくなっても変わらないものがある。それが、ファン=“iLYs”とともに進もうとするメンバーのスタンスだ。今年夏には、グループ初のファンミーティングを大阪と東京で開催。前述のワールドツアーも、幕開けとなる「Chapter 1:Japan」はグループとして初めて札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5大ドームを巡る。世界へと歩みを進めるなかでも、まず日本のiLYsと大きな景色を分かち合うことになる。
「Numbers Ur Zone」にも、その関係性は鮮明に刻まれている。〈Fly With Me〉と誘い、〈Numbers Ur Zone/気づけばお前も/飛び込みそう〉と、聴き手を冒険へと引き込んでいく。自分たちだけが進んでいくのではなく、「一緒に未知の世界へ飛び込んでいこう」と手を差し出すように――。リリースから1年が経った今、そんなふうに楽曲を捉えて聴いてみると、これまでの彼らの歩みとも重なってくるように思う。
もちろん、3人はまだゴールにたどり着いたわけではないだろう。むしろ、本格的に世界へ飛び込んでいくのは、まさにこれからだ。
新たなドアを開けば、きっとそこにはまだ見たことのない景色が待っている。Number_iはこれからもiLYsを巻き込みながら、その未知さえ楽しんでいくのだろう。人生は一度きり。次はどんな景色が待っているのか――そんな期待を抱かせながら、彼らは軽やかに手を差し出すはずだ。〈遊ぼうぜOne Time Life〉と。