&TEAM、記念すべき初ドーム公演で生み出した熱狂 国内外に轟くパフォーマンス力で圧倒 会場を満たした大きな愛

 &TEAMが9月5日、6日にベルーナドームにて『2026 &TEAM CONCERT TOUR 'BLAZE THE WAY' ENCORE in BELLUNA DOME』を開催した。公演時間は3時間半余り。土砂降りの悪天候にも関わらず、会場に集まったLUNÉ(ファンの呼称)の“&TEAM”を呼ぶ声は収まることなく、ダブルアンコールが3曲も続く愛に満ちた、記念すべき初のドーム公演となった。本記事では6日の公演をレポートしていく。

 まず前置きしなければいけないのが、筆者が&TEAMのライブを初めて観るということだ。&TEAMが「FIREWORK」で初出場を果たした『76回NHK紅白歌合戦』での囲み取材でそのスラッとした長身を目の当たりにしていたが、今回グループにとって特別な日に、ほぼ前知識なしで全27曲+αを真正面から浴びることができた。

 筆者が度肝を抜いたのは、メンバー9人のパフォーマンス力の高さ。特に幕開けの「Back to Life(Japanese ver.)」から「Bewitched」までの序盤10曲は、&TEAMにとって最大の武器とも言えるパワフルかつ繊細なダンスパフォーマンスが遺憾無く発揮されたブロックだ。息を飲むようなシンクロダンスと躍動感ある動きに、勇ましさもあれば、指先に至るまで意識を配ったしなやかさも持ち合わせている。それはアート(芸術)の域。14都市を巡るアジアツアー『2026 &TEAM CONCERT TOUR 'BLAZE THE WAY'』のアンコール公演として、ここまでステージを積み重ねてきたことが分かる研ぎ澄まされたパフォーマンスであると同時に、バックダンサーを従えた迫力はまさにドームの広さに相応しい。

 久しぶりの披露だという「Scent of you」ではFUMAが早々に自身の肉体をさらけ出したかと思えば、MAKIが撃ち抜く仕草で観ているこちらの心を射止める。『KCON LA 2026』でも披露し話題になったBTSのカバー「2.0」での緩急あるパフォーマンスから、「Rush」ではダイナミックで艶のあるダンスにラストにEJが指を唇に当てたポーズが心憎い。「Under the skin」終わりでメンバーが着ていたジャケットをステージ下のスタッフに投げる姿も絵になる。「Deer Hunter」でサングラスを外すK。旗手として新時代を切り拓く=“BLAZE THE WAY”を彷彿とさせる「Go in Blind(月狼)」では妖しく誘う“目隠しダンス”に思わず心を乱される。ブロックを締めくくる「Bewitched」終わりには、メンバーは肩で息をし、衣装が汗で身体に張りついており、その激しいパフォーマンスを物語っていた。会場のベルーナドームは半野外のドームだが、それでも場内には&TEAMとLUNÉによる熱気が充満していた。

 これは初見だからこそ触れられることかもしれないが、そもそもの&TEAMの楽曲の良さにも驚かされる。オルタナティブR&B/エレクトロポップといったジャンルをベースに、K-POPへと昇華させた「Rush」のような楽曲もあり、そのほとんどを今回のアンコール公演ではバンドの生演奏によって演出している。一方で、後のMCでFUMAも「大好きになった」と触れていた“四季シリーズ”の4曲も素晴らしかった。「五月雨(Samidare)」「青嵐(Aoarashi)」「十五夜(Jyuugoya)」「雪明かり(Yukiakari)」にて春夏秋冬を表現しており、雨の日に神秘的に響く「五月雨」、LUNÉへの愛にも聴こえてくる「十五夜」、内なる希望の炎を照らし出す「雪明かり」、そして筆者の心に最も響いたのは「青嵐」だった。メロディーはFun.「We Are Young」のようなポップさを放ちながら、サビの歌詞にある〈僕ら青嵐〉〈人生 All or nothing〉の韻の踏み方が美しい。これから9人が年月を重ねて行った先でも終わることのない青春の中で歌い続けてほしいと思う名曲だ。

 また、アンコールで当初の予定にはなかった「Melody」からこの日2度目となる「Under the skin」「FIREWORK」と続いたラストも忘れられない。それはダブルアンコール、トリプルアンコール、クアドラプルアンコールといったように、LUNÉの“&TEAM”への止まないコールを都度受けてのものだ。うねりをあげるアリーナの最前ブロックに「コーチェラ(Coachella Valley Music and Arts Festival)みたい!」と例えるほどの熱狂。それは記念すべき初のドーム公演が終わってしまうという寂しさもありながら、ここまでの&TEAMのパフォーマンスを讃える思いもあるだろう。そんなLUNÉの愛を受け止め、メンバーも全てを出し尽くすように「FIREWORK」を歌い踊る。夏の終わりの花火のように、儚さを残しながら。

 10月3日、4日には韓国・ソウルのKSPOドームにてさらなるアンコール公演を開催。10月15日には18都市41公演による&TEAM史上最多公演数のツアー『&TEAM CONCERT TOUR 'Mark』がスタートする。LUNÉという“居場所”が月明かりのように照らしながら、&TEAMは立ち止まることなく、この先も新たな道を切り拓き続けていく。

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