リアルピース ソロインタビュー Vol.5:こぺ「芸歴が増えていくのがすごくうれしかった」 子役、俳優から“40歳メンズアイドル”へ

自分が自分らしいキャラクターでいられる場所がリアルピース

――24歳になり、美大を卒業。その後、リアルピース加入までの約9年間、どのような人生を送ってきたのかを聞かせてください。

こぺ:アルバイトをしながらオーディションを受けて、いただいた仕事とひたすらにぶつかっていくだけ。とにかく必死でした。『BLEACH』の舞台に継続して出演できて、そこでファンになってくれた方々に忘れられないよう、別の舞台にも頑張って出るようにして。月1回くらいは舞台に立てていたと思います。でも、自分としては俳優をメインに活動したくて。ドラマの脇役、バラエティの再現ドラマ、CM、広告、モデル……何でもやりました。

――並行してアルバイトなども?

こぺ:もちろん。パソコン入力の仕事、コールセンター、あとバーテンダーは3年間くらい。オーディションのために、スケジュールの都合がつけやすいものばかり選んでましたね。でも、ほかのメンバーと同じで、僕も短い時は3日くらいでやめたことがあります(笑)。

――いわゆる下積み時代の経験は、現在の仕事でも活かされていますか?

こぺ:すごく活きてます。現場によって求められるものがさまざまなので、自分のほうから周囲の意図を汲み取って、臨機応変に対応するとか。事前準備ができるものは先に済ませておくもそうだし、気の遣い方とかはバーテンダー時代にたくさん勉強できました。「ちょっと偉い人との会話ではこんな話し方にしよう」とか、いろいろと考えることができるようになって。

 あと、今だとYouTubeの撮影にも言えますけど、再現ドラマの撮影って朝から終電ギリギリまで続くことが多いんですよ。なので、テキパキ動くことが重要。これもあの時学んだことが役立っていそう。ほかにもネイルの勉強をしたり、資格を取ったり、忙しくなったらできないことを積極的に学ぶ時間に充てていたかな。

――仕事は“人対人”とよく言いますし、周囲の信頼はマストですからね。とはいえ、9年という時間は想像するだけでも長かったかと思います。

こぺ:とにかく先が見えないことが、いちばんツラくてモヤモヤしていました。ほかのメンバーと違って、実家に暮らしていた時期もあったし、ひとり暮らしをしてもライフラインが止まることこそなかったんですけど、自分の活動に自信を持てないことが何よりもツラくて。「俳優をやってます」と言ったところで、「どんな作品に出てるの?」と聞かれたら答えられないし、「今の活動、ちゃんと説明できないな」って考えることが多かったです。

 それでも、芸能活動が好きだったから、心は折れませんでした。だって俳優って、いろいろな役を演じて、いろいろな自分になれるじゃないですか。何かになりきるって、本当に最高。アドリブは苦手だったけど(笑)。作品のたびに新鮮な気持ちでお仕事をできるのが大好きだったし、それが9年間、腐らずに俳優を続けてこれた理由です。ひとつの役を演じるごとに、自分の芸歴が増えていくのがすごくうれしかったんです。

――逆にリアルピースの活動では、ありのままの自分を提示することが求められますよね。活動当初、そのあたりにギャップを感じることはありましたか?

こぺ:率直に言えばありましたけど、次第になくなっていきました。僕も含めてメンバー全員、自分が自分らしいキャラクターでいられる場所がリアルピースなので。今だから言えますけど、俳優時代はやっぱり俳優っぽく演じて、綺麗事を選ぶようにしていた部分があって。もちろん毒舌だって吐かないし。それが当たり前だと思っていたから、ツラいとは感じてなかったです。自分の意見がなかったとも思いますけどね。でも、リアルピースなら「まあ、こぺだから」ですべて許してもらえる。本当にみんな、優しいんだよなぁ。

――かずぅさんとは、どのように出会ったんですか。

こぺ:イベント会社の社長さんに紹介してもらったのがきっかけでした。イベントの打ち上げで何回かすれ違っていたらしいものの、最初に会話したのは撮影の時。僕は社長さんのもとでユニット活動をしていて、かずぅはその会社にイベントのサポートをお願いしていたんです。

――当時の動画では明かされなかった部分ですが、リアルピース加入にあたり、迷うことはありましたか?

こぺ:まったくなかったです。あの当時、本気でパフォーマンスを磨きたかったし、どうすればもっと伸びるかに気づいていたのに、周囲との想いにズレを感じていたから。でも、かずぅは違って。「本気でリアルピースをやりたい」、そう言ってくれたから、素直に「いいな」と思えたし、やっぱり本気でやることは無駄にならないですからね。

――ただ、いくら5年前といえど、当時すでにYouTuberという職業はレッドオーシャンに近いものでした。それでも迷わずその海に飛び込めましたか?

こぺ:恥ずかしいんですけど、YouTubeのことにあまり詳しくなかったから(笑)。あと、最初からガーッ! って頑張りすぎると絶対に疲れちゃうので、肩の力を入れないようにしようって考えてました。「楽しい!」って思える感じ。だから、その部分も不安にならなかったです。

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