XngHan「いつか自分の音楽も誰かの思い出の一部に」 躊躇せず前進を続けた日々、日本デビューを前に振り返る
ロールモデルはBIGBANGメンバー
——ちなみに、プロを目指した頃にロールモデルはいたのでしょうか。
XngHan:はい。BIGBANGのメンバーで、ステージパフォーマンスの面ではG-DRAGONさん、歌に関してはSOLさんです。
——XngHan&Xoulでは自分だけのカラーを追求していますね。
XngHan:幼い頃から音楽を続けてきたので、時には誰かのスタイルを学ぶこともありました。そのような経験を積み重ねながら、自分だけのスタイルをずっと模索してきたように思います。
——4曲目「Wishlist」は、エスニックな香りをまとったアフロビートナンバーです。このような曲調もXngHanさんによく似合っていますね。
XngHan:レコーディング前の時点では、アルバムのなかでいちばん好きだった曲なんです。低音域を活かせる楽曲だったので、自分にも合うだろうと思いました。でも、実際に歌ってみるとアフロビート特有のグルーヴを表現するのが本当に難しくて、かなり苦戦しました。
——アフロビートは同じリズムが続くので、そのなかで表情をつけて歌うのが難しいですよね。
XngHan:本当にその通りです。メロディ自体には抑揚があるけれど、それを一定のビートの上で自然に表現し続けるのがとにかく難しかったですね。
——ラストナンバー「Lovin' On Me」は、「愛は結局自分自身を愛することから始まる」という前向きなメッセージを歌っています。XngHan&Xoulとして活動してきた今だからこそ、より強く共感できる楽曲なのではないでしょうか。
XngHan:この曲は今まで歌ってきたなかで、最も難しかったと思っています。裏声と地声を何度も行き来しますし、音域がとても広い。さらにラップも入っていて、一つひとつの要素にしっかり向き合わなければいけませんでした。本当に大変でしたが、歌詞に込められたメッセージには強く共感していました。その思いも込めながら、細部までこだわって歌った楽曲です。
ひとりで輝くよりも、たくさんの人と一緒に輝いたほうが大きな光になる
——日本では、シンガーの音域や特性を考慮してメロディラインを作るケースが多いのですが、「Lovin' On Me」はそれとは違ったわけですね。
XngHan:はい。けどその分、本当に大変でした(笑)。
——ミニアルバム『Glow』は、ランキングやセールスの面でも好調です。iTunesトップソングチャートでは世界9地域で1位を獲得し、フィジカルも発売初週で11万枚を超えるセールスを記録しました。ご自身としても、この結果にはほっとされているのではないでしょうか。
XngHan:安心している部分もありますが、その一方でプレッシャーも感じています。
——XngHan&Xoulには今後さまざまな分野のクリエイターが参加していくと聞いています。初のミニアルバム『Glow』は、そうした方向性を明確に示した作品と言えそうですね。
XngHan:今回も引き続きダンスクルーに参加してもらっています。ただXoulは、いろいろな可能性を持った、とても自由な形だと思っています。これからもさまざまな形で広がっていくと思いますし、その可能性は常に開かれています。今回のアルバムタイトルである『Glow』には「輝く」という意味があります。でも、ひとりで輝くよりも、たくさんの人と一緒に輝いたほうが、もっと大きな光になる。そんな思いも込めています。
——日本ではサイン会や撮影会など、限定イベントを開催するそうですね。
XngHan:実は少しプレッシャーを感じています。日本でのオフラインイベントは今回が2回目なので、「日本語をもっと頑張らなければいけないな」という気持ちが強くて……。
——ちなみに、日本語はどのくらい話せるんですか?
XngHan:……まだまだです(笑)。でも、頑張ります!