LUNA SEAは“歩みを止めない” 5羽の渡り鳥、新曲「FOREVER」に込められた決意を紐解く
LUNA SEAによる全国22都市33公演を巡る全国ツアー『LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -FOREVER-』が、バンドの結成記念日である5月29日からスタートする。初日と翌日の30日を飾るのは、2月にこの世を去ったドラマーの真矢をはじめとしたメンバーたちの出身地である、神奈川県秦野市にあるクアーズテック秦野カルチャーホール。秦野市では、2023年にに真矢を“はだのふるさと大使”に任命し、昨年11月より小田急線秦野駅では発着メロディにLUNA SEAの楽曲が起用されている。そんな故郷・秦野市でのバンド初の凱旋公演となるこのメモリアルなライブを思い出に刻みたいというファンの要望も多く、メンバーの強い意向もあって、初日の模様はファンクラブ「SLAVE」会員限定で生配信も行われる。
“嵐を呼ぶバンド”LUNA SEAが作り続けた伝説
LUNA SEAは1989年、RYUICHI(Vo)、SUGIZO(Gt/Violin)、INORAN(Gt)、J(Ba)、真矢の5人によって結成、5月29日に初ワンマンライブを開催した。激しく扇情的なサウンドと刹那的な世界観、それを支える高い演奏力とエモーショナルなボーカルは、当時のバンドシーンの中でも群を抜き、1991年にはインディーズ1stアルバム『LUNA SEA』をリリースした。そして1992年にアルバム『IMAGE』でメジャーデビューするや、その研ぎ澄まされた感性と圧倒的な表現力に注目が集まり、瞬く間にシーンを上り詰めて行った。
その後も多くのヒット曲を生み出したLUNA SEA。1994年リリースのシングル『TRUE BLUE』や『ROSIER』、アルバムとして初のチャート1位を獲得した1996年のアルバム『STYLE』、そしてミリオンセラーを達成したベストアルバム『SINGLES』(1997年)などが代表的だ。「I for You」(1998年)はバンドを代表する名バラードの1つとして知られ、同年放送のドラマ『神様、もう少しだけ』(フジテレビ系)の主題歌としてお茶の間の涙を誘い、同年末には同曲で『第49回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)への出場も果たしている。
悪天候をものともしない大規模な野外ライブを数多く開催したことから、“嵐を呼ぶバンド”とも呼ばれたLUNA SEA。10周年を迎えた1999年に開催された野外ライブ『LUNA SEA 10th Anniversary GIG [NEVER SOLD OUT] CAPACITY∞』では、強風によって倒壊したセットをそのまま使い、ヘリコプターでメンバーが登場した演出が今でも伝説として語り継がれる。
近年は、結成30周年を迎えた2019年にTVアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』(NHK総合)オープニングテーマ「宇宙の詩 〜Higher and Higher〜」などを担当。2025年には、GLAYとの25年ぶり対バンライブ『The Millennium Eve 2025』を東京ドームで開催したほか、2018年以来となる主催フェス『LUNATIC FEST. 2025』を千葉・幕張メッセにて開催した。そして今年2月、ドラマーの真矢がこの世を去った。