ENVii GABRIELLA「“オバさん”というワードの価値観を変えたい」 森高千里オマージュ新曲に宿した真意

Takassy「絶対に“オバさん”って叫んでもらいたかった」

――この曲は「オバさん」コールもすごくいいですよね。

Kamus:『TRIGENESICA』ではいきなり披露したから会場のみんなはノレないんじゃないかと不安だったんですけど、何の説明もなく「オバさん」と客席にマイクを向けたら……全然心配いらなかった(笑)。

Takassy:みんなコールしてましたね。オバさんが「オバさん」って(笑)。

Kamus:オジさんも含めて、2000人近くのオバさんが「オバさん」って騒いでいて「この曲最高!」ってなりました。

Takassy:地獄絵図よ(笑)。

Kamus:『TRIGENESICA』のあと、小さな会場でも何度かパフォーマンスしているんですけど、みんなすごく楽しそうに「オバさん」って叫んでいらっしゃって。「ああ、この曲はいい曲だね」って。

――「オバさん」コールを入れようと思ったのはどうしてだったのでしょうか?

Takassy:楽しそうだから(笑)。こういうジャンルの曲を作る時は、どうしても「豪華ネェサン」とか「ハッピーハッピーウェイウェイドンチー」をいかに超えるかということを考えてしまうんですが、どっちの曲もコール&レスポンスで一体感が生まれる曲なので、今回は絶対に「オバさん」って叫んでもらいたかった。この曲はCarlos K.さんに作ってもらったんですけど、Dメロだけ私が作ったんですね。「ここは空けといて」って。で、最終的に「オバさん オバさん」って入れたものを送ったら、Carlos K.さんから速攻電話がかかってきました。「何ですか、この曲。ヤバすぎる」って(笑)。

――Carlos K.さんもびっくりしますよね(笑)。レコーディングで意識したことや、ディレクションで大切にしたことを教えてください。

Takassy:森高千里さんが「私がオバさんになっても」を歌われた時は若い年齢ですし、この曲には最近のアイドルのオマージュもちょっとだけ入れているんですけど、この曲をアイドルっぽく歌ってしまっては意味がない。オバさんであるということに意味があるので、歌もパフォーマンスも、「私たちの年齢なりのかっこよさをキープする」「子どもっぽくしない」というのは意識しました。「結局若くなりたいんじゃん!」って思われてしまったら本末転倒なので。

HIDEKiSM :とはいえ、みんなに愛されるようなパーティーソングでもあると思ったので、声のトーンは明るくしました。あとは、『ASAYAN』(テレビ東京系)時代のモーニング娘。みたいなイメージで、掛け合いやセリフを入れたりして。楽しかったので、カラオケでも歌ってもらえたらうれしいです。

Takassy:ちなみに〈オバさんもオジさんもオバさん!〉のところはHIDEKiSMが考えたんですよ。

HIDEKiSM:ライブでも「オジさんもオバさんですか?」って聞いたら、男性が「うおお!」って答えてくれたから、やっぱりそうかって(笑)。結局みんな、最後はオバさんになるんですよ。

Takassy:年取ると、オジさんみたいなオバさんも、オバさんみたいなオジさんもいるじゃないですか。そう考えると年を取ると性別がなくなってくるのかも。HIDEKiSMがおばあさんになった時、どうなるのか楽しみよね。

ロングツアーで塗り替える過去の自分たち

――「私はオバさんになってる」リリース後、5月からは『ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋」』が始まります。今回は15公演というロングツアーになりますが、どんなものになりそうですか?

HIDEKiSM:やっぱり全国のオバさんに向けて……。

Takassy:このインタビュー、何回「オバさん」って言うの!?

全員:あははははは!

Takassy:今回の『エンガブの部屋』はLIVE ARCHIVES。今までのアルバムツアーをプチ再現しようというコンセプトです。3パターンあって、どの公演をやるかはランダムで。

――とはいえ、皆さんは3パターンの準備が必要ということですよね?

HIDEKiSM:そうなんです。だから、この案が出た時は「地獄だ」と思ったんですけど(笑)、何公演もきてくださる方もいるので、どこにきても新たなものが見られたら、より楽しんでもらえるかなって思って。大変ではありますけど、ワクワクしています。

Takassy:最初は大変さに気づかなかったから、「めっちゃいいじゃん!」とか言って盛り上がっていたんですが、話を詰めていくうちに「もしかして結構ヤバいこと言ってる……?」と気づいちゃって(笑)。「でも、頑張ろう」ってなりました。

HIDEKiSM:最近は大きな会場でのイベントも多かったぶん、今回は近くで皆さんにお礼が伝えられたらなと思っています。

Kamus:長崎は初めて行くので楽しみだし、関東も、横浜や千葉は初めて。ちょっとでも遠いと億劫になる人もいると思うんです。でも、「きてくれるなら行こうかな?」と思ってきてくれた人が、「エンガブ面白いじゃん!」って思ってくれたらうれしいですね。あとは地元の青森に行けるのも楽しみです。今回はLIVE ARCHIVESだけど、当時のものをそのままやってはダメ。レベルアップしたものを見せて「あの時よりもかっこよかった」とか「今日見たら、より好きになった」と思ってもらえるようなパフォーマンスができるようにと思っています。

――最後に。『ENGABALL』のZepp DiverCity (TOKYO)公演で、「前回のツアーから今回のツアーに向けて歌とダンスを強化した」と話していたのが印象的でした。同じように、今の皆さんが磨いていることや鍛えていること、テーマにしていることが何かあれば教えてください。

Takassy:私はずっと変わらずですが、自分の最低レベルを決めていて。たとえば、ライブだったら、「音源通りの声を出す」。ライブ感などが加わるから、同じ歌い方をすればいいかといえばそうではないんですけど、安定感というところでは「音源通りの声を出す」と言うことを念頭においておくとそれだけで冷静になれる。リハでも何でも、いつもそれは念頭に入れていますね。

Kamus:私も変わらずではあるんですが、筋トレはずっと続けています。エンガブはその……布が少なめな衣装が多いですし。ステージに立った時に、ふたりは歌って、私は踊るという構図になるので、端にいても弱く見えたくないというのもあって。もちろん気持ちでは負けていないけど、物理的にもできることは体を大きくすることかなって。そうすることでより大きい3人になって、ステージでも見栄えがよくなったらいいなということは考えています。

 あと去年ソロイベントをやらせてもらったことで、あらためて私ひとりで踊っている時とふたりといる時の差も理解できたので、そのうえでもっとみんなの記憶に残るステージを作れるんじゃないかなと、考えているところです。

HIDEKiSM:私は体力面で言うと、朝1時間くらい歩いています。公園を1時間くらい歩くと精神的にもいいんですよ。自律神経も整って。

Takassy:オバさん超えて、おばあちゃんじゃない(笑)?

HIDEKiSM:そうなの(笑)。でも、おかげで清々しく一日を過ごせます。歌の面では、歌詞をちゃんと伝えたいと思って、滑舌を意識するようになりました。意識したことで、歌を評価していただけることも増えました。

――それこそ20年歌い続けていても、未だにそういう細かいところまで意識されているのはさすがですね。

HIDEKiSM:いや、全然まだまだですよ。上を見たらキリがないし。上手な方がたくさんいらっしゃるなかで、自分たちにできることは何かを考えて精進しています。

■リリース情報

デジタルシングル『私はオバさんになってる』
配信中

配信URL:https://engab.lnk.to/obasan_EN

■公演情報
『ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋」』

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.36 in 静岡」
2026年5月9日(土)静岡 LIVE ROXY SHIZUOKA
OPEN 14:00 / START 14:30
OPEN 17:00 / START 17:30

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.37 in 名古屋」
2026年5月10日(日)名古屋 ダイアモンドホール
OPEN 16:00 / START 16:30 

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.38 in 西川口」
2026年5月16日(土)西川口 LIVE HOUSE Hearts
OPEN 14:30 / START 15:00
OPEN 17:30 / START 18:00

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.39 in 長崎」
2026年5月23日(土)長崎 DRUM Be-7
OPEN 17:30 / START 18:00

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.40 in 福岡」
2026年5月24日(日)福岡 DRUM Be-1
OPEN 16:00 / START 16:30

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk 「エンガブの部屋 Vol.41 in 広島」
2026年5月30日(土)広島 LIVE VANQUISH
OPEN 17:30 / START 18:00

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.42 in 高松」
2026年5月31日(日)高松オリーブホール
OPEN 16:00 / START 16:30

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk 「エンガブの部屋 Vol.43 in 仙台」
2026年6月6日(土)仙台 Rensa
OPEN 17:30 / START 18:00

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk 「エンガブの部屋 Vol.44 in 青森」
2026年6月7日(日)青森 Quarter
OPEN 16:00 / START 16:30

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.45 in 帯広」
2026年6月19日(金)帯広 MEGA STONE
OPEN 18:30 / START 19:00

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.46 in 札幌」
2026年6月21日(日)札幌 cube garden
OPEN 12:00 / START 12:30
OPEN 15:00 / START 15:30

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.47 in 大阪」
2026年6月27日(土)大阪 BIGCAT
OPEN 17:30 / START 18:00

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.48 in 神戸」
2026年6月28日(日)神戸 LiveHallクラブ月世界
OPEN 16:00 / START 16:30

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.49 in 新横浜」
2026年7月4日(土)新横浜NEW SIDE BEACH!!
OPEN 14:30 / START 15:00
OPEN 17:30 / START 18:00

ENVii GABRIELLA Special Live&Talk「エンガブの部屋 Vol.50 in 柏」
2026年7月11日(土)柏 PALOOZA
OPEN 14:30 / START 15:00
OPEN 17:30 / START 18:00

ENVii GABRIELLA オフィシャルサイト:https://engab.jp/
X:https://x.com/EnviiG
Instagram:https://www.instagram.com/enviigabriella/
YouTube:https://www.youtube.com/@ENViiGABRIELLA
TikTok:https://www.tiktok.com/@enviigabriella

関連記事