Dream Amiの今があるのは『ズートピア』のおかげ 親子二代にわたって愛するディズニー作品の魅力
昨年末の公開以降、国内外で記録的な興行成績をたたき出しているディズニー映画『ズートピア2』。劇中で流れる楽曲他を収録した『ズートピア2 オリジナル・サウンドトラック』国内盤CDが、3月13日にリリースされた。本作にも収録されている日本版プロモーションソング「Zoo ~君がいるから~」を歌唱しているのが、前作の「トライ・エヴリシング」に引き続き、Dream Amiだ。
今回、シャキーラが歌う劇中歌「Zoo」のローカライズ版の制作が許可されたのは、世界で唯一日本のみ。劇中では、人気の実力派ポップスターであるガゼルの日本語吹き替えも担当してきた彼女にとって、『ズートピア』、そしてディズニー作品とはどんな存在なのか。映画や楽曲の魅力について話を聞いた。(かなざわまゆ)
ディズニーの世界観は自分にとっての救い
――Amiさんにとって、ディズニー作品はどんな存在ですか?
Dream Ami(以下、Ami):やっぱり、憧れですね。子供の頃からもちろん作品を観ていましたし、ディズニーの世界観は自分にとっての救いでもありました。ただ、映画主題歌の日本版を自分が歌わせていただけるとは、想像してもいませんでした。「いつかあの番組に出たい」とか、「いつかあのステージで歌いたい」とか、そういう夢は持っていたけれど、「いつかディズニー作品で歌いたい」という夢は持ったことすらなかったです。まさかそんなことができるなんて思ってもいなかったので、最初に『ズートピア』のお話をいただいた時はびっくりして、「なんで!?」って周りにすごく聞いていた気がします。
――2016年に1作目の『ズートピア』が公開されてから9年が経って、『ズートピア2』で再び作品に関われることが決まった時、どんな心境でしたか?
Ami:本当に嬉しくて! 9年も経っていますし、『ズートピア』公開当時から色々環境も変わっていて、引き続き関わらせていただけるかどうかは何の確証もなかったので。そもそも『ズートピア2』にガゼルが出てくるかもわからないし、出てきたところで声優チェンジもあり得るなと思っていました。『ズートピア2』が制作されるらしい、公開されるらしいという話を、私も皆さんと同じタイミングでメディアを通して知ったんですよ。
ティザーが公開された段階でもまだ連絡がなかったので、今回は違うんだってちょっと残念にも思いつつ、「じゃあ次はどんな人が歌うんだろう?」とか「どんな作品になるんだろう?」と、作品の一ファンとして楽しみにしていました。その矢先にまたお話をいただいたので、「え、またやれるんですか!?」って最初の頃と同じように驚きと嬉しさがありましたし、「良かった」っていう安心感もありましたね。ずっと大好きなディズニー作品なので、アーティストとして関わらせていただけることは本当に光栄なことだなと、あらためて思いました。
――前回の『ズートピア』がご自身にとって声優初挑戦でしたが、今回もう一度ガゼルを演じてみていかがでしたか?
Ami:前回は初挑戦で右も左もわからなくて、セリフの量も少ないほうなので、「本当にこれでいいのかな?」と思っていたら終わってしまった記憶がありました。今回は前回よりもセリフの量で言うと少なかったし、この9年の間に他の声優のお仕事をしたかといったら、そうでもなかったので。結局、今回も「これで大丈夫なの?」という感じであっという間に終わってしまいました(笑)。
――たしかに出演時間としては短かったですが、インパクトに残っています。
Ami:これはキャストの皆さんもそうだったんですけど、自分の出演シーン以外、話の前後を知らないんですよね。出てくる2、3秒前からアニメーションが始まって、セリフを言い終わったら終わりで。そんな少ない情報の中でも、なんとか情報をキャッチして演じようっていう、自分の中の精一杯をぶつけた感じはあります。現場でなんとなく説明はしていただくんですけど、試写会で完成した作品を観て、「こういうシーンだったんだ! だからガゼル怒ってたんだ」って初めて分かりましたね。
――試写会で初めて『ズートピア2』を通して観た時は、いかがでしたか?
Ami:すごく面白かったです! これも観てくださった方から結構言われるんですけど、どんな作品も第2弾って「やっぱり1の方が面白かったよね」みたいになることがあるじゃないですか。けれど、「1も2もどっちもいい」と本気で思える作品で、すごいなと。映画序盤の駆け抜けるスピード感というか、一気に世界観に引き込まれる感じは特に印象的でしたね。
――1作目より出演キャラクターも増えていますが、お気に入りのキャラクターはいらっしゃいますか?
Ami:もちろんガゼルは好きですし、前作の時はクロウハウザーが好きとずっと言っていて、今ももちろん好きなんですけど、今作ではやっぱりゲイリーが可愛いなって思いました。蛇にこんなに感情移入する機会ってない気がして(笑)。ゲイリーは今回のメインキャラクターですが、最初にビジュアルだけを見た時にはどういうキャラクターなのかもまだ分からないし、想像もつかなかったんですけど、実際に映画を観たらこんなに可愛らしいキャラクターで! 映画を観る前と観た後ではビジュアルの見方も変わりましたし、ゲイリーのグッズにも結構目がいくようになっちゃいましたね。
ーーちなみに、世間ではジュディとニックの間には恋心があるのか、それとも友情なのか、という解釈も話題です。Amiさんはどう思いますか?
Ami:私的には前作のままであれば、いい関係の二人というか、曖昧な感じがいいんだろうなと思っていたんです。でも、今作を見ると最後のシーンは相棒を超えているんじゃないかと思ったし、本当に泣きました。二人の愛が伝わりすぎて、あのシーンでラブなんじゃないかなと思いましたけど、違うのかな……いつまでも曖昧な感じのままなのかなとも思いますけど(笑)。