CRAVITY ウォンジン&ソンミンが語る『BLAST OUT』で見せた新境地 「成長を実感」した攻めの音楽表現
躍動感と清涼感あふれるパフォーマンスで定評のある韓国発のボーイズグループ・CRAVITYが3月18日、日本3rdシングル『BLAST OUT』をリリースした。タイトルナンバーは、いつもとは少し装いを変えて日本オリジナル作品としては初となるダーク系のダンスポップに挑戦。誰の心にもある行き場のない強い感情を外に向かってBLAST OUT(爆発)させる彼らのパフォーマンスは、今まで以上に熱く心に響く。常にフレッシュなものを届けようとする気持ちがしっかりと伝わる新作の話を中心に、日本のファンへの思いや創作にかける情熱などを来日中のメンバー・ウォンジンとソンミンに聞いた。(まつもとたくお)
“家族会議”で磨かれたCRAVITYの結束力
ーー日本オフィシャルファンクラブ「LUVITY JAPAN」がスタートしてからまもなく5年目を迎えますね。
ウォンジン:日本における活動がここまで順調にできたのも、LUVITY JAPANのみなさんの応援とサポートのおかげです。僕たちが韓国や日本以外の国でライブやイベントを行うときも、応援に駆けつけてくれますし、本当に感謝しかありません。
ソンミン:僕もまったく同じ気持ちです。いつもたくさん応援してくださるのでありがたいです。大きい声援があるからこそ、日本のステージで力いっぱいパフォーマンスができている、そのことをありがたく思っています。
ーーそれにしても、おふたりとも日本語がとてもお上手ですね。
ウォンジン:僕は中学生の頃から日本語の勉強をしています。参考にしているのは日本のアニメです。韓国語の字幕を読みながら観ていると物語に集中できなくなるので、日本語を覚えようと思いました。それからずっと独学です。
ソンミン:僕の場合は日本のファンのみなさんと直接コミュニケーションしたくて学び始めました。毎日ではありませんが、スケジュールの合間を縫ってがんばって勉強しています。
ーーCRAVITYについてまず思うのは、“グループとしてのまとまりの良さ”です。それぞれが強力な個性を持っていながら、9人が揃うと独自のグルーヴ感とオーラを生み出しています。これは簡単そうでなかなかできないことですよね。その点についてはいかがですか?
ソンミン:おっしゃる通り、CRAVITYはメンバーそれぞれが違ったカラーを持っているのですが、ステージの上ではひとつになってインパクトのあるパフォーマンスができます。それが自分たちの強みですね。
ウォンジン:僕たちのグループには“家族会議”というものがあって、大きなプロジェクトを準備するときや、アルバムを出してカムバックする前に必ず開きます。今回の活動目標はこれにしよう、注意すべき点は何か、前回の活動の反省点はこうだ、だから今後は直してほしい——。そんな感じで年上も年下も関係なくお互いに言いたいことを話すので、だからこそメンバー同士の絆が深まっていったような気がします。年の差があっても友達のようなグループといった感じでしょうか。
ーーディスカッションしているときに、もめたりすることはないのですか?
ソンミン:それはもちろんあります(笑)。
ウォンジン:あるにはありますけど、仮に誰かが言い争いをしたとしても、それを当事者だけの問題にせずに、グループ全体の問題にするようにしています。ふたりがケンカをした理由をみんなで話し合って明らかにしたうえで、「この点は全員で注意しよう」といった感じで終わらせます。これが僕たちの家族会議なんです。
ーー理想的な進め方ですね。そのような良いムードがサウンドやパフォーマンスにも反映されているのではないでしょうか。
ウォンジン:そうおっしゃってくださって嬉しいです。ありがとうございます。
「“自分もダーク系ができるんだ”という自信にもなりました」(ソンミン)
ーーこのたび3作目の日本シングル『BLAST OUT』を発売しました。タイトル曲の「BLAST OUT」は“日本オリジナル作品初のダーク系楽曲”ということですが、確かに今までとはカラーが違う作品に仕上がっていますね。
ウォンジン:今まで日本でリリースした曲は、どちらかというと可愛らしい振り付けや清涼感のある歌がメインでした。でも今回は最初から最後までパワフルでシャープに攻めていくので、ファンのみなさんは新鮮に感じるかもしれません。
ーーソンミンさんはキュートなキャラクターに見えますが、ダーク系のサウンドもしっかり自分のものにしているのが凄いと思いました。
ソンミン:こういうダークなコンセプトって実は得意ではないのですが(笑)、「BLAST OUT」の振り付けを覚えていくときに自分が成長するのを実感しました。「自分もダーク系ができるんだ」という自信にもなりましたね。
ーーメロディアスなパートとラップが絡み合う日本語の歌詞で展開も激しい曲ですが、歌いこなすのは大変だったのではないでしょうか。
ウォンジン:レコーディングがとても難しかったです。言葉のスピードが速くて、そのせいか発音も苦労しました。本番直前までお手本のボーカルを聴きながら何回も練習したものの、「これって本当にできるのかな?」と一瞬不安にもなりました。とにかく一生懸命がんばった力作です。
ソンミン:僕のパートは比較的メロディアスだったので、それほど大変ではありませんでしたが、楽曲のイメージを歌に活かすことを心掛けました。
ーーダンスの難易度もいつも以上に高い印象を持ちました。
ウォンジン:今までの振り付けよりもシンプルではありますが、よりパワフルになったと思います。その良さをしっかりと見せることを意識しました。
ソンミン:「BLAST OUT」は曲のBPMもダンスも速いので、終わった後は足がふらふらで、ぐったりします(笑)。
ーーこの曲のミュージックビデオでは、そんな感じには見えませんでしたよ。全然分からなかったです。
ソンミン:それは良かったです。安心しました(笑)!
ーーそのミュージックビデオですが、撮影してみていかがでしたか?
ウォンジン:初めて挑戦するコンセプトなので何もかもが新鮮でした。撮影する場所のひんやりとしたムードがちょっと怖いというか、そんな場所を見て驚くとともにかっこよく感じました。とても不思議な空間でしたね。