佐藤勝利、“すべて”が詰まった写真集を一番見てほしいメンバーは? timeleszとして次の10年間への思いも

 佐藤勝利(timelesz)にとって初となるソロ写真集『A Bird on Tiptoe』(MCO)が、自身の誕生日である10月30日に発売された。10月31日には都内にて発売記念トークイベントが開かれ、その前に佐藤がプレス取材会に応じた。

 写真集には1年以上の月日をかけて日本、中国・台中、ポルトガル・リスボンで撮影された彼の“ささやかだけど、大切な瞬間”が収められている。撮影は写真家・石田真澄氏が担当した。

 「写真集自体はずっとこの仕事を始めてから作れたらいいなと、どこか頭の片隅で思っていた」と話す佐藤。Instagram開設の際に出会った同世代のチームが写真集の制作を担当しており、「自信作ができました。自分がすべて表されている写真集になったかなと思います」と自信たっぷりに話す。

『A Bird on Tiptoe』

 『A Bird on Tiptoe』というタイトルは、直訳すると“つま先立ちの鳥”。佐藤が日々の雑談の中でなにげなくこぼした言葉や、どこかつかみどころのない雰囲気などから連想して決定したという。カメラマンの石田、トークイベントにも登壇している大和佳克氏(編集者)が、佐藤が「鳥に見える」と提案していたことも由来にあるようで、佐藤は「僕、鳥なんですか?」と司会者に向けて冷静に疑問を投げかけていた。

 通常盤の表紙に採用されているのは、リスボンで撮影された佐藤がボーッとしている写真。佐藤自身もどんなタイミングでシャッターを切られたのか覚えておらず、「僕の素が出た」と話す。写真集には石田氏が撮り溜めた約6400枚から、選りすぐりの約255カットを掲載。総ページ数320ページの中から、佐藤はポルトガルのサンドイッチ・ビファナを食べようとする瞬間を収めたショットをセレクト。「自分で見ても幸せそう」だとリスボンでの日々を振り返る。

 MCからの「ファンの皆さんにどのように受け取ってほしいですか?」という質問に、「僕が表されている写真集になっているので、これを見て、僕のすべてを知ってほしい」と話す佐藤は、「自分のことを喋るのが得意ではないタイプでもあり、今までイメージ的にも、決めた写真も多かったと思うので、こんな表情するんだ、こういう人なんだとかがわかる写真集だと思います」「29年分の佐藤勝利が表れていると思う」とコメント。「20代最後に自分の素を出せる写真集が出せたことは、これからの活動において指針になると思いました」「心の盾というか。この写真集がこれからも(自分を)全部説明してくれるような気がするので出せてよかったなと思っています」と万感の思いを込めて語った。

 誕生日当日は、朝から晩までメンバーとの仕事が入っていたという佐藤。記者から写真集を一番見てほしいメンバーを問われると、「7人もいるのに1人を選ぶんですか……?」とはぐらかしながらも、悩んだ末に「聡ちゃんですかね」と松島聡の名前を挙げる。菊池風磨も来年2月に写真集の発売を控えており、「風磨くんも聡ちゃんに見せると思うので、『どっちがいい?』という一番聞かれたくない質問をしたいと思います」と悪戯な笑顔を浮かべながら答えていた。

 来年の誕生日には30歳を迎える佐藤。「timeleszも新体制になったばかりですし、特に新メンバーにはいろんなことを伝えていけたらなと思います」「timeleszを引っ張れるような30代にしたいなと思っています」と次の10年間を佐藤は見据えていた。

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