Pacifica、2ndアルバム『In Your Face!』リリース 東京2デイズ&大阪で来日公演開催も

 Pacificaが、2ndアルバム『In Your Face!』をTAG Music(The Orchard)からリリースした。

 ギザギザの鋭いギター、皮肉混じりの愛らしさ、メンバーのイネス・アダムとマルティナ・ニンツェルが創造する刺激的な駆け引きが満載の本アルバム。フォーカス曲「Indie Boyz」は、最もストレートにPacificaを捉えたナンバーとなっており、ラストオーダー後の意識がもうろうとした時間にピッタリの、“皮肉っぽい告白”のような楽曲となっている。パンチの効いたドラムと威勢のいいベースラインを基調とし、束の間の恋の衝動と、明快さではなく騒音を求めて過ごした夜を思い起こさせる。

Pacifica - "Indie Boyz" (Official Video)

 本作について、「これは詩ではなく、バイブスなのです」と2人は語る。しかし、歪んだ音色と無表情な歌の狭間で、「Indie Boyz」はより鋭い何かに変化。風刺と自己認識が均等に混ざり合い、若者の混沌を映し出す鏡となっている。

 アダムは同楽曲について、「“Indie Boyz”は冗談から生まれたんです」「毎晩のように遊び呆けていた1週間について書こうとしてたんです。それこそ刺激に満ち溢れて…でも、それがいつしか私たちが書いた中で最も真実味のある一曲になりました。メチャクチャやってる自覚はありつつ、でも生きている実感を得たいという、そういう気持ちについて歌っています」と語っている。

 また、同じく収録曲「Fixer Upper」では痛烈な自己認識をもって病んだ関係を振り返り、「Just No Fun」では娯楽のためにドラマチックな関係が欲しいことを認め、「Gravity」では失恋を笑顔で隠しつつも反抗的な態度で締めくくる。そして最後には、矛盾に満ちた現代的な愛の姿が浮上し、乱雑で、滑稽で、生き生きと輝く愛の姿が現れる。

 本作についてニンツェルは、「まるで友情がリアルタイムで育まれる様子を見ているかのようです」とし、「脆くて、馬鹿げていて、そして真実でも。私たちはそれを隠そうとはせずに、むしろ祝福しています」とコメントしている。

 なおPacificaはこの秋、アメリカ、ラテンアメリカ、そして日本でライブを開催予定。Balu Brigadaのオープニングを務めるほか、12月には東京 代官山SPACE ODDで2日間、さらに大阪 Music Club JANUSでヘッドライナー公演を開催する。すでに東京公演は両日ソールドアウトとなっている。

『In Your Face!』

■リリース情報
Pacifica(パシフィカ)
ニューアルバム『In Your Face!』配信中
配信リンク:https://ffm.to/pacifica-iyf
レーベル:TAG Music

ALBUM TRACKLIST:
1. What You Doing
2. Fixer Upper
3. Indie Boyz
4. Just No Fun
5. Don’t Blame Me
6. Mine
7. Let Me Have This
8. Corridor
9. Show Your Credentials
10. In Your Face
11. For Us
12. Wasted A Drunk
13. Soltame!

■関連リンク
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