MISS MERCY、『A Taste of Will』で手にした新たな武器とともに次のステージへ! 7人で“今”を語り合う
“GIRLS NEW ERA”=“新時代の女の子たち”をコンセプトにフレッシュなサウンドを届けるMISS MERCYの動きが活性化している。オリジナルメンバー6人の「よりパワーアップしたい」との願いを受けて、今年1月から新メンバーオーディションを展開。厳しい審査をクリアして加入が決まった16歳のKARENは、グループのイメージによく似合う歌唱とパフォーマンス力を持つ逸材として期待も大きい。新たな体制は先日行われた5回目のワンマンライブでお披露目となり、この7人でレコーディングした3作目のアルバム『A Taste of Will』もリリースされた。まさに今が旬のMISS MERCYはこれからどこへ進み、何を目指すのか――。第2章がスタートしたばかりの彼女たちに現在の想いを語ってもらった。(まつもとたくお)
新メンバー・KAREN、オリジナルメンバーが感じた運命のシンパシー
――5回目のワンマンライブはかなり凝った構成/演出でしたね。
COCONA:ライブは2部制で1部が6人のライブで、2部はKARENも参加。しかも1部と2部でセットリストも違いました。ちょっとしたコーナーも入れて盛りだくさんの内容だったので、Mirror(ファンの呼称)も喜んでくださったと思います。
YUKI:KARENが加わった2部の感想を特典会で「パワーアップした姿を見ることができた」と言ってくださる方が多くて安心しました。私たちは7人によるパフォーマンスがいちばん魅力的だと思っているので、それをしっかり魅せることができたのが何よりも嬉しいです。ファンのみなさんとコミュニケーションがしっかり取れたのも、よかったです。
SHUKA:ライブのためにみんなで体力作りもやったんです。その効果もありました!
MIYU:このライブでしか味わえないものをしっかり表現できた気がします。
――個々のキャラクターも伝わる内容でした。特にティータイム風のコーナーで客席に向かって「みんなは何口飲んだの?」と声をかけたMIYUさん。ファンがどう返事したら良いのかとまどっていたのが面白かったです。
全員:あはははははは!
SHUKA:そのあたりのワードセンスは本当に天才だと思います、MIYUちゃんは!
MIYU:メンバーから「MIYUは何も考えずにステージに立ってもいい」ってよく言われるんです。実際、何か考えたら本当にわからなくなっちゃうので、言われたとおりにしています(笑)。私が何か失敗しても、ほかのメンバーが必ずフォローしてくれますし……。
――KARENさんは今回のライブで初登場となりました。2部の途中で仮面を脱ぎ捨ててほかのメンバーと合流しましたが、緊張していらっしゃいましたね。
SHUKA:彼女、舞台袖でずっと待っていたんですよ。その姿がステージに立っている時にも見えていたのですが、ずっと胸に手を当てて、深呼吸をしているんです。見ているこちらも緊張しちゃって。
――何度も練習してようやく舞台へ。当然プレッシャーはありましたよね。
KAREN:相当ありました。私、小さい頃からミュージカルをやっていたんですけど、出演直前は必ず緊張するんですよ。でも、舞台に立ったら吹き飛んで平気になることも多いんですが、今回はやり終えるまで身体がガチガチ。緊張した顔をしていましたか(笑)?
――しっかり緊張していましたよ(笑)。でも、ステージに登場してから3、4曲目になると楽しんでいる感じがしました。涙も溢れていらっしゃって。
SHUKA:実は出演する前にも泣いてたんですよ(笑)。
――ライブ中のトークではIONさんが「かわいい子が好きなので、KARENちゃんは最高!」って言っていましたね。
ION:いやもう……目の保養って言うのでしょうか。ずっと見ていられるんです(笑)。癒やしの存在で肌も……あ、やっぱり言うのやめておきます。
SHUKA:気になる、気になる!
ION:肌がモッチモチで、めっちゃ触っちゃう(笑)。
全員:きゃー!
KAREN:(笑)。
――KARENさんはどうですか、そんなこと言われると。
KAREN:嬉しいです。でも、それに関しては「こっちのセリフ」って思いました(笑)。
ION:優しい! なんていい子なの(笑)!
――KARENさんのお名前は、漢字では“歌恋”と書きます。本名なのですか?
KAREN:はい。母は歌うことが好きだったので、「歌に恋してほしい」という気持ちを名前にしたと聞いています。私も幼い頃にミュージカルが好きになって、やがて音楽そのものが好きになりました。
――キャリアを積み重ねていくうちに「ステージに立ちたい」という気持ちが芽生えてきたわけですね。
KAREN:はい。事務所に所属して、アイドルのみなさんと一緒にお仕事をすることが中学生の頃から増えてきて、そういう経験を通してステージに立つ楽しさを覚えて。ファンの方々に歌を届けることへの憧れが強くなっていきました。
――SARAさんは同じ年齢のメンバーが増えるのが嬉しかったのではないですか?
SARA:はい。同い年の子が入ってきて安心感もあるし、すごく心強いんですよ。よくわかり合えるというか。
MIYU:あれ、私たちとは(笑)?
SARA:もちろん、わかり合えてます(笑)!
――(笑)。MISS MERCYの新メンバーに決まったのは、いつ頃なんですか?
KAREN:今年の2月です。
――それを聞いた時の気持ちはどうでしたか?
KAREN:嬉しかったけど、「私でいいのかな?」って最初は思いました。
――不安のほうが大きかった?
KAREN:不安でした。でも、実際にメンバーに会うと、みなさん本当に人柄がよくて安心しました。
――新メンバーのKARENさんを初めて見た時の印象はどうでしたか?
SHUKA:まだ数人候補がいる段階で、私たちとあわせて7人揃った状態でのカメラテストがあったんです。そこでKARENちゃんが加わった瞬間に「この子だ!」みたいな。すごく思ったよね?
COCONA:うん。みんなそう思った!
YUKI:彼女がポジションに入った瞬間に「もう決まりだね」って。カメラテストのあとにみんなで「どの子がいいと思う?」っていう話をしたら、全員がKARENちゃんでした。
KAREN:えっ、なんで? なんで?
SHUKA:私たちのレッスンも見学してくれたし、真剣にメモを取っていたし、ピュアで真面目なんだなって思いました。それにMISS MERCYのメンバーになりたいという気持ちも伝わってきて。本当にKARENちゃんでよかったです。