ジェシーの交友関係から見る事務所ならではの交流の面白さ 青春を共に過ごした寺西拓人・原嘉孝と変わらない絆
そうなると、気になるのは食事のお会計問題。「事務所歴」と「年齢」との兼ね合いで先輩・後輩が入り組む。そこに「デビュー歴」が合わさると、より複雑に……。例えば、ジェシーにとって小瀧と目黒は同学年になるものの、事務所歴では上ということで4人の中では一番先輩になる。「そういう場合はどうすんの?」という田中の質問に「どうなんだろうね、雰囲気を見て……(奢るのも)イヤな感じではない。そもそも先輩だし」と語った。
親しくなるほど先輩・後輩のラインは曖昧になるものだ。寺西&原とは「事務所歴」としてはジェシーのほうが上だが、年齢でいえば寺西&原のほうが「先輩」と逆転する。先日もごはんに行ったところ、ジェシーが「事務所歴」の先輩として「俺が出す」と言ったところ、2人から「いい、いい、割り勘割り勘!」と断れたというエピソードも。
ちなみに「事務所歴」で言えば寺西は田中の同期でもある。一足早く入所したとはいえジェシーも含めて、みんないっしょにジュニアとして青春を過ごした「仲がいい同世代」だ。それゆえに慣例となっている先輩・後輩ルールも簡単には割り切れないものがあるのだろう。寺西と原が『timelesz project』(Netflix)を機に大きく環境が変わっても、その関係性には変化はない様子。そうした、ある種の複雑さを楽しみながらも、その流動的な状況においても変わらない絆に心を熱くする。それも、彼らが所属する事務所ならではの面白さといえそうだ。