2025.02.10 13:07

『タイプロ』最終局面で木村拓哉が贈る言葉　「水は用意されて当たり前と思っちゃうともったいない」

文＝池田夏葉

　2月7日、timeleszの新メンバーオーディション『timelesz project -AUDITION-』（Netflix／以下、『タイプロ』）のepisode 15が配信された。今回から最終審査へと突入し、4月に開催決定を発表したこのプロジェクトもいよいよ最終盤へと向かう。

［078］仲間探しオーディション【timelesz project -AUDITION-】episode 15『融合』2月7日(金) Netflixにて配信 #ネトフリでタイプロ

　最終審査の課題曲は2つあり、2チームに分かれてtimeleszの3人とともにパフォーマンスする新曲「Rock this Party」と、候補生8人のみで披露する「RUN」だ。審査は東京ガーデンシアターにて、timeleszのファンの前で行われる。新曲のチーム分けは原嘉孝、篠塚大輝、本多大夢、浅井乃我のteam RED、浜川路己、寺西拓人、橋本将生、猪俣周杜のteam BLUEとなっている。タイトルの“Party”には単純な“パーティー”という意味に加えて“仲間”という意味も込められており、それをキーワードに3人が作詞をしたとのことだ。

　松島聡は「RUN」を課題曲に据えたことを「この楽曲との向き合い方で皆さんとの相性が一番分かるかなと思っている」と話し、菊池風磨の「ファンの皆さんにとっても、“俺ら5人”にとってもすごく大事な曲」という言葉には計り知れない想いが詰まっていたように感じられた。この曲が“このオーディションに参加する背中を押してくれた曲”だという原は、振付動画を見て思わず感涙。「人生の変わり目が目の前に来てるなっていう感じですかね、現実味を帯びてきたというか、あと一歩。一番信頼し合えるメンバーとして一緒に大きくなっていきたい、一緒に売れていきたいって本当に心から思ってます」と話す。ボーカルトレーナー・宮本美季はアイコンタクトを取り合いながら歌うレッスンを行い、「上手い下手は関係なく、言葉を誰かに届けるとはどういうことなのか」と指導した。

　そして今回のエピソードでは木村拓哉のサプライズ訪問も。大スターの突然の登場にtimeleszの3人も信じられないという表情で絶句。アドバイスを交えながら練習を見守り、候補生に向けて「今回のこのtimeleszの新しい形に、自分もその一部になれたらいいなっていう気持ちになってくれたことに対して先輩としてすごくありがたく思いますし、今のこの状態のプロダクションに対する偏見もあるとは思うけど、よくそうやって意識を向けてくれたなっていう風に思う」と語った。その後、timelesz3人と木村との場面では、3人がプロジェクトを支えているスタッフの存在に慣れてきていると指摘し、「水は用意されて当たり前と思っちゃうともったいない」と例を挙げながら、初心の気持ちを忘れないことの大事さを伝えた。

［079］仲間探しオーディションの裏側に密着！『Behind The AUDITION』episode 15『融合』

　夕食では、参加メンバーが木村から贈られた豪華な差し入れの弁当を頬張る。その後、全員で銭湯に入ったり、リハーサル室に布団を並べて敷いたりと青春のひと時を過ごした。3人はこのプロジェクトを通して、パフォーマンスに対する自身の想いが変わったという。佐藤は「みんなから学んだよ、本当に。みんなに変えてもらった」としみじみと話す。最終回となる次の配信は2月15日の10時。たくさんの人々の心を動かしながら進んでいった『タイプロ』の終幕と新生timeleszの誕生に最後まで注目だ。