ライバーがメジャーデビュー！　配信は「夢を見つけて叶えられる場所」、インタビューで迫るリアルな実感

デビューから膨らむ夢「“楽しい”という気持ちだけでやれる活動が配信」

――今回「Imgramox Music」が行うボカロ曲のカバー企画でデビューとなりました。この企画に参加することになった経緯を教えてください。

ユイ：もともとデビューを考えてたわけではなかったんですけど、配信を通して目標や夢ができて、ワクワクすることに挑戦するのが好きになっていったんです。そんな時に「デビューに関する企画があるよ」と聞いて参加を決めました。デビューも配信の強化に繋がるだろうし、配信から飛び出した外の世界でも活動をしてみたいという思いも芽生えてきました。固定の根強いリスナーさんはいるけれど、知名度はまだまだだし、SNSにも力を入れてこなかったので、デビューしても数字を伸ばせるか正直不安はあります。でも、マネージャーさんにも相談しつつ、前向きに頑張りたいと思っています。

りな：私はメジャーデビューのためにJOYSOUNDに所属して、ずっとこの日を待ち望んでいたので、もう話がきて即決でしたね。途中で配信をやめようかなと思ったこともあったんですけど、「支えてくれたマネージャーやリスナーさんに歌で恩返しをしたい！」という思いで続けてきました。その結果、やっとここまでこれたので、今は本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

――配信をやめようと一度思ったのには、どんな理由があったんでしょうか。

りな：たまに、「私の歌ってみんなに届いてるのかな？」と心配になることもあるんです。でも「ここでやめてしまったら私の歌を届けることができなくなる」――そう思い直して続けてきました。私は自分のためというより、みんなのために歌ってるんです。だから、「画面越しでも歌を聴いて泣いた」「涙が止まらない」なんてコメントをもらえたりすると、今日まで頑張ってきてよかったなと本当に思います。コメントが私の励みになるし、私の歌も皆さんにとっての励みになってるのかなと思うと……“歌”ってすごいですよね。デビューをきっかけに、もっとたくさんの人に聴いてもらえるように頑張りたいです。

RUNA：私もお話をいただいて、この企画に参加することで自分の音楽活動が広がって、もっとたくさんの人に聴いてもらえたらいいなという思いで参加しました。プロの方にレコーディングしてもらったこともなかったので、そういった経験にもすごく魅力を感じましたね。

――実際に経験してどうでしたか？

RUNA：レコーディングは、とにかく作業スピードが速くて、プロの凄さや空気感を肌で感じました。福岡の音楽仲間にこういう経験をしたということを話したら、「プロってそんな感じなんだ！」「私たちも頑張らないとね、負けられないね！」と言ってくれたので、自分の周りにもいい影響を与えられている気がして嬉しいですね。

――今回の企画でカバーしたボカロソングを選んだ理由や聴きどころを教えてください。

ユイ：私は「とても素敵な六月でした」（Eight）という曲を選んだんですが、初めて聴いた時にとにかく頭に残ったんです。歌詞には少し難しいワードが使われていて、音域はそこまで広くなくて。私自身が得意な音域と違う音域が多かったのですが、メジャーデビューの場で新しい挑戦をしたいという思いもあって、この曲を選びました。あと今回の企画のお話をいただいたのがちょうど6月で、ちょっとした運命を感じたというのもあります。リスナーさんからは「かわいい系の曲を選ぶと思っていたから意外だった！」なんて声ももらっているので、いつもと違う自分を届けられたのかなと思っています。

りな：私は以前「心拍数♯0822」（蝶々P）をカバーしたことがあるんですが、今回選ぶ曲には、それとは曲調は真逆だけど歌詞には共通点がほしいと思って、「イカサマライフゲイム」（kemu）を選びました。どちらも“生命”に関わるワードが入っているんです。いつかアニメの主題歌を歌うのが私の夢なんですが、この曲の歌詞は小説にもなっているので、「アニソンになったらどんな感じなんだろう？」と想像して、物語に入り込んで歌えるだろうなという思いもありましたね。レコーディングでは緊張で声が出なくて、「なんでこんな難しい曲を選んじゃったんだろう？」って少し後悔したり（笑）。でも、簡単な曲はやりたくなかったんです。難しいボカロ曲をどれだけ自分の歌にできるか、命を吹き込めるかに挑戦したので、最終的にはかっこよく仕上がったと思います。

RUNA：私は「絶対敵対メチャキライヤー」（メドミア）を選んだんですが、実は曲が決まったのがレコーディングの10日前くらいだったんですよ。選んだ基準は、自分の良さが活かせて、かつ自分が面白いと思える曲かどうかでした。「絶対敵対メチャキライヤー」はキャラクターふたり（初音ミク／可不）が歌ってる曲で、声質やニュアンスを変えて歌い分けができるので、曲によって声を変えるという自分の個性も活かせますし、面白そうだなって。あと配信でキャラクターの声真似をすると喜んでもらえるので、曲でも二役を演じ分けて歌えば面白いと思ってもらえるかなという思いもありました。レコーディングではプロの方に「こういうニュアンスは？」というふうにディレクションしてもらうことで、自分のなかにはなかった新しいニュアンスを引き出してもらえたと思います。

――今回のメジャーデビューの先にある、皆さんの夢や目標を教えてください。

ユイ：次はオリジナル曲を作っていただけるように頑張りたいです。それに向けて知名度を上げていきたいですね。オリジナル曲では、その曲を自分のものにして、歌を通して寄り添ったり、聴く人の日常の一部になれたら嬉しいです。

りな：やっぱり私は、いつかアニメの主題歌を歌いたいです。あと過去にオーディションで優勝してイベントのオープニングアクトとして横浜アリーナで歌わせていただいたことがあるんですが、いつかは自分だけのライブでたくさんの人を呼んで、もう一度横浜アリーナで歌いたいですね。そして、私の歌で皆さんを元気にできたらいいなと思います。

RUNA：今の音楽活動をもっと広げて、次のオリジナルソングも作りたいですね。あと、バーチャルの姿でネット向けのライブもやってみたいです。リアルのライブでもさらに大きなところで開催して出会いを増やしていきたいし、さらに言うなら、世界に出てみたい。バーチャルの姿を作ったのも、ネットを通せば世界の人に届けられると思ったからなんです。世界に向けて歌えるようなステージに立てるよう、今後も頑張りたいです。

――最後に、これからライバーになりたい方、今活動中でデビューを目指している方へメッセージをお願いします。

ユイ：私は本当に配信で人生が変わったので、ライバーは夢が持てる素敵な活動だと思っています。だから、いろいろな方にそういった経験をしてもらえたらいいですよね。まずは私が有名になって最前線に立って、ここが夢を見つけて叶えられる場所なんだということを伝えていきたいです。

りな：活動を始めたばかりの方は「本当にデビューなんてできるのかな？」「声がかかるのかな？」と心配になるかもしれませんが、継続は力なりだと思っています。どんなことがあっても、継続しておれば絶対に見てくれる人がいるし、続けてないとできないこともある。とにかく、「楽しく継続することが大事だよ」と伝えたいです。

RUNA：私は配信を通して出会った人を通じて交流の輪も広がったので、「友達がほしい」とか「趣味のことを話せる人がほしい」とか、きっかけは何でもいいので、少しでも興味があれば始めてみるといいと思います。自分が楽しいと思うことに共感してくれる人にきっと出会えるので、まずは自分が楽しむことを第一考えて。そこで、もし「配信って楽しいかも！」と思ったら、もうどこまでも続けていけるはず。「楽しい」という気持ちだけでやれる活動が配信だと思います。

■配信情報
「とても素敵な六月でした covered by ユイ」
配信URL：https://imgramox.lnk.to/Totemo-Suteki-na-Rokugatsu

「イカサマライフゲイム covered by りな」
配信URL：https://imgramox.lnk.to/Ikasama-Life-Game

「絶対敵対メチャキライヤー covered by RUNA」
配信URL：https://imgramox.lnk.to/Zettai-Tekitai

■公演情報
『JOYSOUND LIVER PROMOTION 2nd ANNIVERSARY REAL LIVE』

＜東京公演＞
日　時：2025年1月25日（土）OPEN 17:00／START 18:00
会　場：Under Deer Lounge
出演者：まるぱも／ともにゃ～／めぐみうい／りな／ユイ／RUNA

＜大阪公演＞
日　時：2025年2月1日（土）OPEN 17:30／START 18:30
会　場：北堀江club vijon
出演者：辻将吾／MeGu／黒峰詩歌／せんきち／すいれん／りりり

チケット販売URL：https://l-tike.com/event/mevent/?mid=740708
配信チケット販売URL：https://twitcasting.tv/c:underdeerlounge/shopcart/348853

JOYSOUND LIVER PROMOTION オフィシャルサイト：https://js-liverpro.com/