KJRGL、未来を切り拓くデビューライブで見せた大粒の涙 「アイドルとして大きな一歩を踏み出せた」

 初公開となる新曲のパフォーマンスの余韻が消えないまま、ファンへのメッセージを綴った映像が投映されると、そのままアンコールへ。back number「クリスマスソング」のカバーで祝祭ムードを盛り上げた6人は、次々と感謝の言葉を口にした。

「アメリカにいる家族に会えない日々はとても寂しいですが、日本にも家族ができてうれしいです。本当にありがとう!」(ISAAC)、「BTSのライブを観たのがプロを目指すきっかけでした。その夢を叶えてくれたのは、皆さんです」(RIKU)、「日本語で話したいことが話せない自分に腹が立ったときもありました。さらに勉強しますので、少しだけ待っていてください」(DIEN)、「アイドルとして大きな一歩を踏み出せたと思います」(SAERON)、「もっともっとたくさん努力して、もっともっといい景色を一緒に見たいです」(KOUKI)、「メンバーになってから2年以上の月日が流れて不安になった時期もありましたが、最終的にこの6人でKJRGLになれたのは運命だと思っています」(AKIRA)。

 大粒の涙を流しながら、ひと言ひと言をかみしめるように話す彼ら。記念すべき初ライブは一生忘れられないものになったに違いない。それゆえにファンとの別れが辛かったのだろう。最後は「overture~the blue wave (japanese ver.)」を通して、応援するひとりひとりに感謝の気持ちを伝え、それでも満足できなかったのか、同曲をもう一度歌い上げ、名残惜しそうにステージを去って行った。

 デビュー直前に筆者が行った単独インタビューで、メンバーたちは「自分たちが今後どうなっていくのかまだ想像できない」と答えていたが、新曲「Generation_Cloud」のように常に新しい魅力を見せていくのが、KJRGLらしさに繋がるのではないだろうか。初の公演『KJRGLad to sea you!!』はそんなことを気付かせてくれる場面が多かったように思う。2025年も変化し続ける6人に期待したい。

■『KJRGLad to sea you!!』
2024年12月23日(月)Spotify O-WEST

<セットリスト>
M0: prologue~the deepest blue acoustic ver. 
M1: prologue~the deepest blue
M2: overture~the blue wave
M3: Super Sonic
M4: ISAAC(original Stephanie Poetriʼs cover I Love You 3000)
M5: SAERON(original Ayumu Imazuʼs cover SUPERSTAR)
M6: DIEN(original YENAʼs cover SMILEY)
M7: DIEN,SAERON,ISAAC(original YUIʼs cover CHE.R.RY)
M8: Beautiful Dream
M9: KOUKI(original Keisuke Kuwataʼs cover 白い恋人達)
M10: AKIRA(original SAM SMITHʼs cover Lay Me Down)
M11: RIKU(original MIKOLAʼs cover Lalalala)
M12:AKIRA,KOUKI,RIKU(original Newsʼs cover チャンカパーナ)
M13:Generation_Cloud
En1: クリスマスソング(original back numberʼs cover)
En2: overture~the blue wave(japanese ver.)

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