edhiii boi、高校生活最後の一年 大きなターニングポイント迎えてどこへ向かう? BMSGの絆も語る
高校生活ラストイヤーは「とにかく音楽に打ち込んだ一年」
ーー8月には渋谷PARCOで『edhiii boi presents 夏休みの自由研究展「edhiii boi is here」』を開催して、アート作品の展示やオリジナルグッズ販売などを企画していました。高校生最後の夏休みにこの展示会を企画した理由と、実現したかったことは何だったのでしょう?
edhiii boi:僕は子供の頃からアートに興味があり、美術館に行ったり、写真集やアート系の雑誌を読んだりしていました。それもあって、高校卒業を前に何かの形で僕の興味を提示したいと考え、展示会的なイベントの開催を決めました。ただ、その時点では、内容は決まっていなかった。でも、子供の頃から絵を描くのが好きだったので、まずは自分で絵を描いてみて、スタッフの方に見てもらったところ、「このクオリティで描けるなら、やってみてもいいかもしれないね」って言ってもらえたことで自分のアート作品の展示に繋がりました。以前からお世話になってるODDJOBの野口路加さんにディレクションを依頼して、スプレーアーティストの方にレクチャーを受けながらスプレーアート作品を作ったり、自分でデザインしたTシャツをグッズとしても販売しました。
ーー アートだけでなく、DJイベント要素もあったということで。
edhiii boi:はい。アート展示だけではただの展示会になってしまうので、僕のライブと、僕が好きな東京のラッパーにも出演してもらいました。僕は渋谷が好きだし、そこで生まれた文化も含めて多くの影響を受けているので、その中心に建っている渋谷PARCOの屋上でイベントを開催させていただいて。
ーー高校生活最後の一年を記念した「GOODBYE HIGH SCHOOL DAYS」企画では、毎月の楽曲リリースや自主企画イベントなど、さまざまな展開をされています。これまでの手応えと、残りの期間でどのような思い出を作っていきたいですか?
edhiii boi:今年は「おともだち」のバズもあり、あっという間に過ぎましたね。年始に決めた今年の目標は100曲以上の楽曲を作ることでしたが、ありがたいことにスケジュールが予想以上に詰まってしまい、制作時間の確保がかなり難しくて。それが少し落ち着いた4月頃から制作に打ち込めると思いきや、ライブや夏フェス、『BMSG FES’24』、フィーチャリング参加などが続き、あっという間に年末になってしまいました。何か特別大きなことを成し遂げた感覚はないんですけど、とにかく音楽に打ち込んだ一年でした。そういったさまざまな経験を通して、僕自身も成長できましたし、今後の目標も見えてきましたし。来年はどんなことに取り組んでいくか、これからしっかり考えて決めていくつもりですが、まずはライブをやりたいです。
ーー12月26日に主催イベント『GOOD BYE HIGHSCHOOL DAYS -PROM PARTY-』を開催予定ですが、どのようなイベントになりそうですか?(取材は11月下旬に実施)
edhiii boi:『PROM PARTY』は盛大に開催したいです。会場のWWWは、HIPHOPの現場として、今まで自分がずっと見てきた憧れの場所でした。その場所で「高校を卒業します」という姿と、これからの僕のアーティストとしてのスタンスをファンの方にお見せしたいです。新曲だけではなく、懐かしい曲など過去のedhiii boiを振り返ってもらえる曲も含めたセットリストを組むつもりで、今準備を進めています。
ーー高校卒業後は、活動環境も大きく変わりますが、アーティストとしてどのような新しい挑戦をしていきたいですか?
edhiii boi:何かに偏ることなく、バランスの取れたアーティストを目指しています。ファッション、音楽など、すべてにおいてちょうどいいバランス感覚を保ちたいです。それを示すためにも、大規模な会場でのライブやツアーなど、今までできなかったことに挑戦していくつもりです。
あと、高校卒業後は深夜に活動できることが嬉しいですね。僕は夜型なので、夜中に歌詞が浮かんだり、声がよく出たりします。家ではよく深夜にレコーディングしていますが、それだと思いっきり声が出せないんですよね。でも、スタジオであれば心配もなく、深夜でも大きな声が出せるので楽しみです。
ーーファンの方は、高校卒業後に新作アルバムリリースを期待されていると思いますが、リリース予定はありますか?
edhiii boi:「GOODBYE HIGH SCHOOL DAYS」企画では、新曲をたくさんリリースするのも目標でしたので、今も楽曲制作を続けています。楽曲制作という意味では、BMSG社屋が完成したことは、僕の制作環境にとって大きなプラスでもありました。スタジオやジム、サウナ、アーティストルームなど、さまざまな場所でインスピレーションを得たり、仲間と交流することが歌詞を書くうえで刺激になります。この環境を活かして、さらにいい音楽を作りたいです。まだアルバムという形になるかはわかりませんが、何らかの形で発表したいですね。
■公演情報
『edhiii boi Oneman Live“大人になんてなりたくない” at Zepp Shinjuku』
2025年3月15日(土)開場 17:15/開演 18:00
<チケット>
チケット代:6,000円
「B-Town」にて最速チケット先行抽選販売開始
詳細:https://edhiiiboi.tokyo/
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