香取慎吾が音楽と歩んだ日々 中居正広との再会、稲垣吾郎&草彅剛と7年越し音楽番組出演……約5年の歩み

音楽があるからこそつながれる人と楽しめる空間

 直近ではGENERATIONSのライブにもスペシャルサポーターとして登場したことも多くのメディアに取り上げられた。ABEMAのバラエティ番組やCMでの共演を通じて縁を深めた香取とGENERATIONS。当日には香取が数原龍友を真似したメイクで登場し、会場の笑いを誘った。

 草彅とのレギュラーラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)10月27日放送回では、「自分からそうしたいってなったんですけど、なんか面白いかなみたいな感じで」と、その時の心境を明かしていた香取。さらに「大爆発、大暴れしてきました。もう楽しくてね! そしたら、なんかいろんなテレビでもちょっと映ったりとか、いろんなところで“出たんですね”みたいになって。自分はちょっと遊びに行かせてもらおうと思って。だからちょっとおふざけしちゃってるわけ。それなのに……大丈夫だったかな」と苦笑いする場面も。

 そんな香取の発言から、音楽活動をしているからこそできるエンタメがあるのだと再確認できた。異色のコラボや、世代を超えて同じ歌を熱唱できるのも、音楽があってこそ。メディアやサービスがどんどん変わっていく現代において、まだ誰もやってないけれど「こんなことができたらもっと楽しめるのではないか」と試行錯誤してきた結果が、この数年で成し遂げてきた挑戦の数々に思えてくるのだ。

 同時に、香取にとって音楽は会いたい人に会うきっかけにもなっているように思える。ともに曲や映像を作り、ともに歌い、そして聴いてほしい人たちのところへ向かう。そこにはいろいろと乗り越えなければならないこともあるが、それをひとつずつ超えてきた自負もある。そんな今だからこそのファンク、そしてフェスという形なのではないだろうか。香取が今、誰と音楽を紡ぐのか。そして自ら開催するフェスで、どんな大暴れを見せてくれるのか。香取の仕掛けるまだ見ぬエンターテインメントを心から楽しみにしている。

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