Number_i、結成から“オンリーワン”であり続けた一年を総括 新たなチャレンジに挑んで固く結び続けた絆

 アーティストとして、ゼロから道を切り拓いていった一年。次々と新しい景色を見せてくれる彼らにワクワクさせられたし、そのたくましい姿に「自分も頑張ろう」と何度勇気をもらったことだろうか。かと思えば、3人の和やかなやりとりに、ふっと頬が緩むこともあった。

 自分たちの関係性を問われた時に、彼らが「よくわからない」という主旨の発言を度々しているが、本当にその通りなのだろう。メンバーではあるが、親友のような、家族のような――「この人とならもっと遠くまで行ける」と思える、ひとことで表すのは難しい唯一無二の関係。この一年、新しいことに果敢に挑む姿を見ていて、3人の互いへのリスペクトと絆を強く感じた瞬間がいくつもあった。

 結成1周年とはいえ、ゴールではなくひとつの区切り。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)初出演時に公開された動画で、「GOAT」の激しいダンスについて彼らが話していたことを思い出す。「難点は、年取った時どうするかっていう」(岸)、「それはストロングスタイルだよね。仁王立ち」(神宮寺)、「あんな激しい曲で仁王立ち?」(平野)――。そんなふうに、まだまだ先の未来の話を自然とできてしまう3人の関係性が、なんだか少しだけ羨ましい。これからも互いのよさを引き出し合いながら、力強く突き進んでほしいと思う。

 一歩ずつ、2年目もその先も。3人の進む道が、“i=愛”で満ちたものであるようにと願うばかりだ。

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