Girls²、念願の『バンコク日本博2024』へ LDHアーティストとしてタイに届けた“音楽の力”

 バラエティ番組『この恋イタすぎました』(日本テレビ系)のテーマソングにも起用された「Swipe Up」では、“自分のことを大切に、嫌なことはスワイプして振り返らずに進んでいこう”という現代ならではのポジティブなメッセージを、エネルギッシュなダンスに乗せてパフォーマンス。また、TikTokフォロワー数400万人超えのバーチャルK-POPアーティスト・APOKIとコラボした「Countdown feat. APOKI」では、小川と山口のコンビによるスキルフルなラップバージョンで熱狂させ、宣言通りGirls²がもつあらゆる表情を見せつけた。 ラストスパートに差し掛かった会場をヒートアップさせたのは、サビの音源を用いたダンスチャレンジが話題となった「CLICK」。

 揺るぎない強い意志をもった女性像を描くこのガールクラッシュソングは、「ダンス曲」というテーマに絞って制作を行った、まさに“魅せる”ための1曲とも言える。ダンスプラクティスでも楽しむことができるそのクオリティは、メンバー一人ひとりの実力レベルが高いからこそ出せるものであり、歌って踊る生パフォーマンスにおいても劣ることを知らない。フロアを使った彼女たちのしなやかなガールズダンスは、LDHのガールズパワーそのものだった。 アップテンポなビートがテンションを上げる「C’mon Neo Zipang!!!」でもGirls²カラーをたっぷり堪能したあと、セットリストを締め括るのは代表曲「チュワパネ!」。途中のMCではタイ語で挨拶をした一方、この日披露した楽曲はほとんどすべてが日本語の歌詞。それにもかかわらず、フロア中を埋め尽くす観客は手拍子や歓声で自由に音に乗り、会場はいつの間にかお祭り状態と化していた。言語の壁への心配すら杞憂に終わるほど、国境を越えた“音楽の力”を確かに感じることができるステージだったことが伝わるだろうか。

 近年、メンバーの多くが海外も視野に入れて活動の幅を広げるべく、幅広い分野で経験を積んでいる彼女たち。10月に全国6都市をまわる5周年ライブ『We are Girls2-The Live-』スピンオフ企画イベント『We are Girls²-The Live- Mini! By GL2 family & friend』をはじめ、ポテンシャルと輝きに満ち溢れたGirls²のこれからに注目だ。

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