Girls²、念願の『バンコク日本博2024』へ LDHアーティストとしてタイに届けた“音楽の力”

 8月30日にタイ・バンコクで開催された『バンコク日本博2024』に、Girls²が出演した。同イベントは2015年から続くタイ最大級の日本総合展示会で、トラベル・食・コンテンツ・伝統工芸・パフォーマンスなど、日本文化に触れて存分に楽しむことができる。2023年は過去最多の計13万人が来場したが、「日本大好き!」をテーマに掲げてさらにパワーアップした2024年も大勢の参加者が詰めかけた。

 初日のオープニングセレモニーでは、直前のステージに登場したPSYCHIC FEVERの小波津志の紹介で10月30日発売EPのリード曲「寄り道-Take it easy baby-」を披露した他、EXILEの「Choo Choo TRAIN」とPSYCHIC FEVERの「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」で小波津とのコラボパフォーマンスも見せたGirls²。一層の期待が膨らむなか、翌日に迎えた31日のメインパフォーマンスでも、奪った視線を離さないGirls²らしさ全開のステージで魅了した。 虹色に照らされる舞台に元気いっぱいに登場したGirls²が最初に披露したのは「I wanna 宣言」。

 MCを挟んで「Rise & Shine」「80’s Lover」とミディアムテンポのダンスナンバーが続く。世界的コレオグラファーのセルジオ・レイスが手掛けた「80’s Lover」のダイナミックかつパワフルなダンスが、現地の観客の歓声を誘うのも必然だろう。 オープニングセレモニーに続き再び披露した「寄り道-Take it easy baby-」では、初日の赤、黒、白を基調としたクールな衣装とは打って変わった、色とりどりのカジュアルな衣装で、心なしか楽曲の雰囲気の違いも楽しむことができた。〈このまま行こ/寄り道してこ〉〈焦らず行こ/のんびり歩こ〉という歌詞にも、ここまで困難も乗り越えながら走り続け、デビュー5周年という節目を迎えた今の彼女たちだからこそ伝えられる説得力が生まれる。聴けば明るい気持ちになれるメジャースケールのメロディが、毎日を頑張る“あなた”にそっと寄り添ってくれたのではないだろうか。

 MCで鶴屋美咲は、「この『バンコク日本博』はこれまで私たちの事務所の先輩方が立たれてきたステージで、ずっと観ていたので、今日こうしてここに立つことができて本当にうれしいです!」「皆さん、温かく迎え入れてくれて本当にありがとうございます!」と、BALLISTIK BOYZやPSYCHIC FEVER、THE RAMPAGEに続いてLDHアーティストとして立つステージへの感謝の気持ちを述べた。「今日は私たちのいろんな顔を観てもらえたらと思うので、次はバラードを披露させていただきたいと思います」――そんな鶴屋美咲の紹介で流れ始めたのは、小川桜花とのユニット曲「あなたがくれた奇跡」。左右に分かれて歌唱するふたりの間に立つように、ステージ中央でその歌声に一層の華を添えるように踊る山口綺羅のダンスにも、曲が終わった瞬間、大きな歓声と拍手が贈られた。間髪入れずステージ中央に縦一列に並んだ小田柚葉、隅谷百花、増田來亜、菱田未渚美、原田都愛を筆頭に始まる「スキップ!」では、途中から先程のステージを披露した3人も加わり、〈せーのでっパンパカパーンの合図で始まるよ〉というサビの歌詞が特徴的な「HERE WE GO」へとバトンを繋いでいく。

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