YOSHIKI、DIR EN GREY×PIERROT……超高額VIP席の価値とは? JUJU、HYDE、 LUNA SEAらも特別な体験を提供

 DIR EN GREYやPIERROT、YOSHIKI、HYDE、LUNA SEAといったいわゆるヴィジュアル系のアーティストによる近年の高額チケットの導入例を挙げてきたが、ヴィジュアル系アーティストによる先見の明とでも言おうか、実は2016年に開催された日本最大のヴィジュアル系音楽フェス『VISUAL JAPAN SUMMIT』ですでにVIPチケットが導入されていたのだ。X JAPAN、LUNA SEAに加えGLAYやシド、MUCC、清春などヴィジュアル系のオールスターが揃ったこのフェスでは、専用ゾーンや特製グッズのディレクターズチェアの持ち帰りOKなどの特典がついたVIPチケットが用意されていた。この『VISUAL JAPAN SUMMIT』自体がこの2016年のみの開催となっているため、その後の影響としての大きさは計り知れないが、今思えばいち早くVIPチケットを設定したライブのひとつとして大きな役割を担ったのではないだろうか。

 高額なVIPチケットの導入により、アーティストとファンとの関係がさらに深まり、ファンがより特別な体験を得られることが最大のメリットと言えるだろう。特別な席でライブを観ることや、アーティストからの限定的な特典が付与されることで、自分だけの特別な一夜を体験できるのだ。また、チケットの価格差によって座席の優劣が明確にわかるため、ファンは自分の予算に応じて選択できるのもメリットのひとつである。このように、高額チケットの導入はファンにとっての選択肢を増やし、新たなライブ体験を提供する有効な手段だろう。

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