2024.07.05 16:00

TOMORROW X TOGETHER「MOAのことを想いながら作りました」　日本シングル発売記念ショーケース開催

文＝市岡光子、画像提供＝(P)&(C) BIGHIT MUSIC

　TOMORROW X TOGETHERが7月4日、東京・六本木ヒルズアリーナにて日本4thシングル『誓い (CHIKAI)』の発売記念ショーケースを開催した。

　メンバーはまず、今作より「Deja Vu [Japanese Ver.]」を披露。足を怪我しているBEOMGYUは座ったまま歌唱のみのパフォーマンスとなったが、彼らしい美声を響かせ、ファンを魅了していく。SOOBIN、YEONJUN、TAEHYUN、HUENINGKAIは力強さと儚さを両立させたダンスを繰り広げ、楽曲を通して紡ぐ物語の世界へと観る者を誘った。

　トークセッションでは、メンバーが一言ずつ挨拶を行った後、シングルやツアーについて語ってくれた。SOOBINが披露したばかりの「Deja Vu [Japanese Ver.]」について「今年4月に発売された6thミニアルバム『minisode 3: TOMORROW』のタイトル曲の日本語バージョンです」「日本語でも歌詞の意味などを楽しんでもらえたら」と説明。今作のタイトルに「誓い」という言葉を使ったことについては、YEONJUNが「君と僕が変わっても、永遠に一緒にいるという誓いは変わらないというメッセージが込められています。これはMOA（ファンの呼称）と僕たちの永遠の誓いです」とコメントした。

TOMORROW X TOGETHER『誓い（CHIKAI）』発売記念ショーケース

　また、日本オリジナル曲であるタイトル曲「ひとつの誓い (We’ll Never Change)」については、TAEHYUNが「MOAと僕たちが変わったとしても、一緒にいることは変わらないという気持ちを込めました」と、楽曲の背景にある想いについてトーク。「きっとずっと (Kitto Zutto)」については、制作に携わったというHUENINGKAIが「大切な君との永遠の絆と、どんなときもずっとそばにいるという決意を歌ったJ-ROCKスタイルのアップテンポな曲です」「MOAのことを想いながら作りました」と語り、観客から大きな歓声が沸き起こる。

　そして話題は、これから行われる国内ドームツアー『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR ＜ACT : PROMISE＞ IN JAPAN』に。同ツアーの実現をもって、TOMORROW X TOGETHERは「デビュー5年という史上最速のスピードで4大ドームツアーを開催したK-POPアーティスト」という冠を手にすることとなる。そのことについてHUENINGKAIは「とてもありがとうございます」とファンに心からの感謝を述べる。彼は続けて、「ドームツアーは僕たちの夢でした」「とても楽しみにしています」と口にし、メンバーたちもドームツアーへの期待が高まっている様子。SOOBINも「皆さんの期待に応えられるような素晴らしいステージを準備しています」と、ファンの期待を煽った。

　トークセッションのラストは、メンバーがファンへのメッセージを語った。まずBEOMGYUが「僕たちの新曲、たくさん聴いてくださいね。愛してる！」とファンへの愛情たっぷりに叫ぶと、TAEHYUNは「（今日は）短い時間でしたが、一緒に過ごせて幸せでした。この夏も一緒に楽しい夏にしましょうね」と語りかける。YEONJUNは「ドームではもっと長い時間を一緒に過ごしましょう。大好きです」、HUENINGKAIは「僕たちの気持ちがMOAの皆さんに伝わったら嬉しいです」とそれぞれコメント。最後にSOOBINが「今日は来てくださってありがとうございました。次はドームで会いましょう。気をつけて帰ってね」とファン想いの言葉で締めくくった。

　最後に、今作シングルの収録曲「ひとつの誓い (We’ll Never Change)」をパフォーマンス。リボンをつけた手を重ね合わせたポーズからスタートしたステージは、リボンを弦楽器のように見立てたり、物事の縁をつなぐ様子を表現しているような振り付けがTOMORROW X TOGETHERならではの芸術性を生み出し、それは思わずまばたきを忘れて見入ってしまう一幕だった。