超特急に“初乗車”するなら今 9人体制で改めて追求する“らしさ”とは

 この2曲から超特急らしさとは、ファンと一緒になって楽しむ少年心を彼らがいつまでも持ち合わせていること、そして成長スピードをゆるめず、どんどん上へと昇り詰めていくスキルの高さにあると感じた。それに、どんな楽曲であろうと、それを的確に解釈し、アウトプットするということも。

 今、超特急は確実に新たなフェーズへと差し掛かっている。昨年、初乗車(超特急のライブに初めて行くこと)の人も楽しめるようにと、8号車(超特急ファンの呼称)の輪を広げるべく企画されたフリーライブイベント『お試し超特急』。同イベントの最終公演が行われた東京・ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場には早朝から1万人が集結した。まもなく4月20日の東京公演からスタートするツアー『BULLET TRAIN Spring tour 2024 "Rail is Beautiful"』は全公演ソールドアウトしている。

 結成12年を迎え、グループとして長い歴史を持つ超特急。しかし、本EPを発売するにあたってリーダー・リョウガが「誰もが乗車しやすいグループに更になっていきます!」とコメントしていることからもわかるように、彼らはまだまだ新しいファンに対しても門戸を開いているという印象を受ける。今回発売される『Just like 超特急』で“超特急らしさ”を改めて提示している今こそ、まさに“初乗車”にふさわしいタイミング。ぜひとも彼らの魅力を体感してみてはいかがだろうか。

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