米津玄師、『虎に翼』主題歌「さよーならまたいつか!」の凛とした軽妙さ 寅子の挑戦に併走する楽曲に
印象的なのは“100年先でまた会いましょう”や“100年先も覚えてるかな”と、遠い未来にそっと思いを馳せる描写だ。逆境に挑み続けた偉人の歴史譚でありながら、今の時代を生きる人々へのエンパワメントが刻まれた『虎に翼』の物語と共鳴するように、未来へと受け継がれていく意志のエネルギーもまたこの曲に込められていると思う。
そんな強いメッセージがありながら、タイトルは『さよーなら』と軽い文体が用いられているのもユニークだ。オープニングで流れるこの曲は“知らねーけれど さよーならまたいつか”と聴こえる歌い方で締めくくられる。あっけらかんとまだ見ぬ未来へ想いをパスする悠然とした姿勢は、軽やかなサウンドと親しみやすいメロディにも表れている。
楽曲にあわせて3月25日に公開された新しいアーティスト写真で、米津はまるで日本神話に登場する神のような佇まいで朝日に包まれている。長年にわたって放送されてきた朝ドラの主題歌を歌う覚悟が滲む立ち姿とも言える。人々の1日を凛とした軽妙さで支え得る「さよーならまたいつか!」を通じて、その存在感をさらに広げていきそうだ。
※1:https://realsound.jp/2024/01/post-1548636.html
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■放送情報
NHK連続テレビ小説『虎に翼』
NHK総合にて、4月1日(月)放送開始
出演:伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、上川周作、森田望智、仲野太賀、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、戸塚純貴、岩田剛典、松山ケンイチ、小林薫
作:吉田恵里香
音楽:森優太
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
語り:尾野真千子
法律考証:村上一博
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:石澤かおる
取材:清永聡
演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉ほか
写真提供=NHK