SHINee、6年ぶりの東京ドーム公演 デビュー15年経てもなお愛され続ける4つの理由

 2月24日と25日、SHINeeが約6年ぶりとなる東京ドーム公演『SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION] JAPAN FINAL LIVE in TOKYO DOME』を開催する。2023年9月30日よりスタートしたアリーナツアー『SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]』のフィナーレを飾ることとなる同公演。韓国でのデビューから15年が経ち、日本でのデビューからももうすぐ13周年を迎える彼らの東京ドーム公演を、今もなお、多くのファンが心待ちにしているのはさすがの人気と実力である。

 SHINeeはなぜ、日本において、このように大勢のファンから長きにわたって愛されてきたのだろうか。さまざまな理由が考えられるが、今回は東京ドーム公演の開催にちなみ、「コンサートから感じられるSHINeeの魅力」という点に絞って考察してみたい。

 コンサートから感じられるSHINeeの魅力は、大きく分けて4つの要素があると筆者は考えている。

SHINee – Everybody (SHINee WORLD 2014~I'm Your Boy~ Special Edition in TOKYO DOME ver.)

 1つ目が、どんなに大きな会場でも、コンサートが始まった瞬間から空間全体を“SHINee色”に染め上げることができる圧倒的なカリスマ性だ。SHINeeのコンサートは、会場が暗転し、メンバーがステージに登場した途端に、その場の空気がピリッと変わるのだ。メンバーの表情や姿勢、一挙手一投足が、SHINeeならではのコンサートの雰囲気を作り出しているのである。公演開始後、数秒でこの空気を会場全体にまとわせることができるのは、彼らのキャリアの長さも影響しているのかもしれない。このすごさは、ぜひ会場で味わってほしいポイントである。

 2つ目が、どんなコンセプトも、どんな振付や歌も、自分たちのものにしてしまうパフォーマンス力の高さだ。これはコンサートでなくとも、MVや音楽番組に出演した際の動画などを見れば明らかになる特徴にはなるが、やはりコンサート会場で彼らのパフォーマンスを目にすると、視線が最初から最後までSHINeeのメンバーに惹きつけられてしまうすごさがある。ポジティブで明るい楽曲を楽しげにパフォーマンスしたり、ダークな雰囲気の楽曲では獣のようなクールな視線を客席に送ったりと、多彩な表現が繰り広げられるステージは2~3時間の公演が「あっという間だった」と感じられるほど。難易度の高い振付や歌も全メンバーが自分のものにしてパフォーマンスをしており、「全員がメインボーカル、メインダンサー」と称される理由が、コンサートから実感できる。

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