櫻坂46 大園玲＆的野美青に聞く、今のグループの武器 精力的なライブ活動でつかんだ自信
「何歳の頃に戻りたいのか？」センター 山﨑天が周囲に与えるエネルギー
──ここからは2024年最初のシングル『何歳の頃に戻りたいのか？』について聞いていきます。大園さんは別の取材でお話を聞いたとき（※2）に表題曲について「好きなタイプの曲」だとおっしゃっていましたが、どういったところが気に入ったんですか？
大園：まず、勢いのある曲調が好きです。歌詞もすごくリアリティがあって、誰しも「自分のことかも」と感じてしまうフレーズが必ずひとつは見つかるんじゃないかと思っています。
──的野さんはこの曲を聴いて、歌詞や雰囲気についてどういう印象を持ちましたか？
的野：最初に聴いたときに、私が今までアイドルの曲の中で聴いたことがなかったようなジャンルの曲調で驚きました。でも、リズムの強さとかが大好きですし、それにあわせてダンスしたり歌ったりすると自分の中から元気が引き出されるような、そんな曲だと思います。歌詞も私みたいな10代から上の世代の方々まで、幅広く響くような内容ですし、櫻坂46の曲の中でも今までにないような雰囲気なので、ずっと「早く披露したいな」と思っていました。
──ちょっと冷めた感じがあるんだけど、ところどころから熱が伝わってくる歌詞は現代的ではあるものの、確かに僕のような世代にも響くものがありました。この曲のセンターを務めるのが、山﨑天さん。後輩の的野さんから、センターに立つ山﨑さんは、どう映りましたか？
的野：天さん、すごくカッコよかったです！ MV撮影のときもずっとモニターとかカメラを観ていたんですが、どの瞬間を切り取ってもすごく絵になるというか。天さんはセンターに立つとものすごい存在感を放つんですけど、同時に周りのメンバーのことも引き立たせることができて、「みんなで一緒に盛り上がろう！」みたいな熱が伝わってくるところが本当に素敵で。天さんの背中を見て踊れることがすごく幸せだなと感じています。
──大園さんから見た今回の山﨑さんはどうですか？
大園：的野の言うとおりです。「センターの人をみんなで支えよう」というよりも、天ちゃん自身がほかのメンバーにパワーを与えてくれて。パフォーマンスの面でももちろんそうですし、普段一緒にいる時間も天ちゃんの行動ひとつでみんなが笑顔になったりすることがたくさんある、そういうエネルギッシュな存在だと思います。
──MVの中の山﨑さんも、まさにそういう役割ですものね。
大園：そうですね。今回のMVではウエイトレスのメンバーとお客さんとして座っているメンバーの間に階級の差みたいなものが存在していて、それを天ちゃんがダンスを通してみんなをひとつにしてくれるというストーリー。本当に普段の天ちゃんがグループの中でしてくれている役割のままなので、すごくぴったりだなと思いました。
──MVの監督は「Start over!」や「承認欲求」も手掛けてきた加藤ヒデジンさんが続投。過去の作品ではメンバーそれぞれに設定やアドバイスを与えていたと聞いていますが、今回も何か説明があったのでしょうか？
大園：はい。（フォーメーションの）列ごとに役割を分けるということを最初に聞かされて、MVでそういう役割分担が初めての経験だったので少し動揺したんです。3列目は全員ウエイトレス衣装、1〜2列目はひとりずつ個性のある衣装と、視覚的にも差別化がされていて、衣装以外に振り付けも違ったりしていて。自分たちもそういう違いを実感しながらの撮影だったんですけど、完成した映像を観たら曲が進むにつれてどんどんお互いが混ざっているんです。天ちゃんの力でみんなが楽しそうな表情に変わっていって、ラストサビではドローンのカメラで上から全体が映ったときに、みんなが踊っている輪からものすごいエネルギーが伝わってきて、撮影前に抱いていた不安も完成したMVとともに昇華されていったというか。あえて差別化したことによって混ざり合うことがより強調されましたし、特に終盤にみんなが浮かべる笑みが印象的で。曲調からしたら意外なくらい、みんなの楽しそうな表情だったり笑顔がすごく多いMVになっていたのが個人的には驚きでした。
──そう聞くと、ストーリーにより深みを感じますね。改めて、的野さんはこのシングルで初選抜入り。気持ち的にも引き締まるものがあったのではないでしょうか。
的野：表題曲を披露するメンバーに私が入っていると考えたら、すごく不思議な気持ちなんですけど、やっぱり先輩方と一緒に活動させていただくと三期生だけで活動するときとはまた別の雰囲気で。三期生だけで撮影するときは「みんなで頑張ろうね！」って声を掛け合って、仲良く一緒に頑張るっていう雰囲気なんですけど、今回はとにかく先輩方をたくさん見て学んで、「私も早く追いつかなきゃ！」っていう思いがより強くなりました。
──このほかにも、今回のシングルには個性的な楽曲が豊富。BACKSメンバーによるダンサブルな「油を注せ！」は、MVもカッコいい仕上がりです。
大園：武元（唯衣）がセンターなんですけど、劇場を舞台にしたMVの世界観がすごく好きです。黒い衣装のメンバーとドレス衣装の舞台側にいるメンバーとで、また表情もガラッと変わっていて。特に黒い衣装のメンバーと舞台側のメンバーがペアで踊るシーンが印象的で、綺麗って言い表すのは簡単すぎますけど、二面性がくっきりと見える素敵な作品だなと思いました。
──一方、三期生楽曲「何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう」はドラマチックなイントロが印象的なアップチューンです。
的野：この曲では村山美羽がセンターを務めています。タイトルもそうですけど、具体的な情景をすぐに思い浮かべることができる歌詞で。MVも今回は全身全霊でダンスするというよりは、机とか学校にある小物を使ったりする場面も多いので、「マモリビト」（7thシングル『承認欲求』収録）や「静寂の暴力」（6thシングル『Start over!』収録）とはまた違った新しい三期生の雰囲気を楽しんでいただけると思います。
──3月2日からは、全国4都市をまわるアリーナツアーも控えています。2023年は『紅白』への返り咲きや海外展開など充実した1年になりましたが、今年はその流れを引き継ぎつつどんな1年にしていきたいですか？
的野：昨年は成長させていただける機会をたくさんいただいて、先輩方や周りの方々に支えられながら櫻坂46の活動に少しは貢献することができたのかなと思っていて。だからこそ、どうやってグループをより強いものにしていくかを、私たち三期生も考えなくちゃいけない1年になると思うんです。最近は先輩方の卒業も続いていたので、早く「三期生がいるから安心する」と言ってもらえるような存在になって、もっといろんな方々に櫻坂46を好きになってもらえるようなことをしていけたらと思います。
大園：私は……ちょっと漠然としていますけど、“巻き込んでいきたい”と考えていて。走ることに例えたら、昨年はそれこそBuddies（※櫻坂46ファンの総称）のみなさんに後押ししていただいて、スタートダッシュを終えた直後みたいな感じだったと思うんです。それによっていろんな方から「グループに勢いがついてきたね」と言っていただく機会が増えたので、ここからはそんな自分たちをより見てほしいというよりも、周りをどんどん巻き込んで自分たちに混ざってほしい。それくらいいろんなことを共有したいと思っています。
──それこそ「何歳の頃に戻りたいのか？」のMVみたいに。
大園：はい。なので、今年は自分たちのことを知らない人にまで届くようなことにたくさん挑んで、いろいろ巻き込んだ先に大きな輪を作れたらいいなと思います。
※1：『BRODY』2024年4月号
※2：『日経エンタテインメント！』2024年3月号
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＜締切：3月17日（日）＞
■リリース情報
櫻坂46 8th Single『何歳(いくつ)の頃に戻りたいのか？』
発売日：2024年2月21日（水）
CD Package：https://sakurazaka46.lnk.to/ikutsunokoronimodoritainokasingle
何歳の頃に戻りたいのか？ Streaming & Download：https://sakurazaka46.lnk.to/ikutsunokoronimodoritainoka
【Blu-ray付き】
初回仕様限定盤 TYPE-A / SRCL-12790〜12791 / ￥2,000 (tax in)
初回仕様限定盤 TYPE-B / SRCL-12792〜12673 / ￥2,000 (tax in)
初回仕様限定盤 TYPE-C / SRCL-12794〜12795 / ￥2,000 (tax in)
初回仕様限定盤 TYPE-D / SRCL-12796〜12797 / ￥2,000 (tax in)
★初回仕様限定盤・封入特典★
応募特典シリアルナンバー封入
メンバー生写真（各TYPE別26種より1枚ランダム封入）
【通常盤/CDのみ】
CD only / SRCL-12798 / ￥1,200 (tax in)
●TYPE-A
＜DISC1＞
1.何歳の頃に戻りたいのか？
2.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
3.油を注せ！
4.何歳の頃に戻りたいのか？ -OFF VOCAL ver.-
5.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう -OFF VOCAL ver.-
6.油を注せ！ -OFF VOCAL ver.-
＜DISC2＞
海外ライブのついでにゆる〜く撮ってきちゃいました！〜パリ編〜
●TYPE-B
＜DISC1＞
1.何歳の頃に戻りたいのか？
2.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
3.真夏に何か起きるのかしら
4.何歳の頃に戻りたいのか？ -OFF VOCAL ver.-
5.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう -OFF VOCAL ver.-
6.真夏に何か起きるのかしら -OFF VOCAL ver.-
＜DISC2＞
海外ライブのついでにゆる〜く撮ってきちゃいました！〜マレーシア&フィリピン編〜
●TYPE-C
＜DISC1＞
1.何歳の頃に戻りたいのか？
2.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
3.心の影絵
4.何歳の頃に戻りたいのか？ -OFF VOCAL ver.-
5.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう -OFF VOCAL ver.-
6.心の影絵 -OFF VOCAL ver.-
＜DISC2＞
櫻坂46 三期生「新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za」 ＜前編＞
夏の近道
Anthem time
思ったよりも寂しくない
それが愛なのね
Microscope
偶然の答え
ブルームーンキス
五月雨よ
Nobody's fault
●TYPE-D
＜DISC1＞
1.何歳の頃に戻りたいのか？
2.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
3.恋は向いてない
4.何歳の頃に戻りたいのか？ -OFF VOCAL ver.-
5.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう -OFF VOCAL ver.-
6.恋は向いてない -OFF VOCAL ver.-
＜DISC2＞
櫻坂46 三期生「新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za」 ＜後編＞
なぜ 恋をして来なかったんだろう？
半信半疑
静寂の暴力
流れ弾
BAN
マモリビト
Buddies
櫻坂の詩
語るなら未来を…
●通常盤
1.何歳の頃に戻りたいのか？
2.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
3.泣かせて Hold me tight!
4.何歳の頃に戻りたいのか？ -OFF VOCAL ver.-
5.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう -OFF VOCAL ver.-
6.泣かせて Hold me tight! -OFF VOCAL ver.-
■ツアー情報
『櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024新・櫻前線 -Go on back?-』
2024年3月2日（土）・3日（日）福岡県・マリンメッセ福岡 A館
2024年3月12日（火）・13日（水）大阪府・大阪城ホール
2024年3月19日（火）・20日（水・祝）愛知県・日本ガイシホール
2024年3月26日（火）・27日（水）神奈川県・ぴあアリーナMM
■関連リンク
櫻坂46 OFFICIAL WEBSITE：https://sakurazaka46.com/
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