HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者……飛躍へ繋がる活躍見せたジュニア4組の一年を総括

 2023年はアイドルシーンにおいて激動の年であった。ここでは、HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者のジュニア4組をピックアップして、彼らの奮闘ぶりを振り返る。

HiHi Jets

 HiHi Jetsにとって2023年は、グループと個人、双方で大きなステップアップを果たした年となった。グループとしては、全国3都市を巡るアリーナツアー『HiHi Jets Arena Tour 2023 BOOOOOST!!』を開催。ツアーファイナルとなる予定の大阪公演が台風7号の影響で中止、振替公演もスケジュールの都合で開催不可となってしまったが、オフィシャルサイトでメンバー自身による報告動画が公開されたことでも大きな話題を呼んだが、中止を残念がる様子と共に、次を見据えた前向きな姿勢がさらなるステップアップを予感させた。また、『1クールジャ終われない!』から『もう1クールでハイ上がれ!』、そして『HiHi JetsのHiしか言いません!』(いずれもテレビ東京系)と続くグループ初の冠番組もスタートした。

HiHi Jets「BOOOOOST UP!!!!!」(Arena Tour 2023 BOOOOOST!!)

 メンバーのドラマ出演も非常に多い一年だった。橋本涼は『墜落JKと廃人教師』(MBS他)、『Maybe 恋が聴こえる』(TBS系)に出演。髙橋優斗は『勝利の法廷式』(日本テレビ系)、井上瑞稀とも共演した『君が死ぬまであと100日』(日本テレビ系)に出演し、井上はさらに『なれの果ての僕ら』(テレビ東京系)では主演を務め、映画でも『おとななじみ』で主人公を演じた。作間龍斗は『ながたんと青と -いちかの料理帖-』(WOWOW)、『コタツがない家』(日本テレビ系)と話題作に続々出演。さらにNHK大河ドラマ『どうする家康』では、物語終盤に豊臣秀頼役を演じた。作間は、藤井道人監督作品の映画『ヴィレッジ』にも出演し、役者としての評価も高い。一方、猪狩蒼弥はバラエティ番組に数多く出演。『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)や『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系)などに単独で出演し、大きなインパクトを残した。朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)では、コーナー「キテルネ!」のリポーターも昨年4月から担当しており、その出演数はグループのみならず、ジュニア内でも他を圧倒する。個人でもグループでも知名度を大きく向上させたHiHi Jetsの2024年に、大きな注目が集まる。

美 少年

 美 少年も、全国3都市を回った初のアリーナツアー『美 少年 ARENA TOUR 2023 We are 美 少年~Let's sing it~』を開催した。さらに、新橋演舞場で開催され、Snow Manの岩本照が初演出を務めた伝統の舞台シリーズ最新作『少年たち 闇を突き抜けて』でも主演を果たした。新曲「Flicky」も披露されるなど、グループとしての魅力を伝える場となっていた。

美 少年「奇跡が起きるとき」(美 少年 ARENA TOUR 2023 We are 美 少年~Let's sing it~)

 また、2023年4月期のドラマ『春は短し恋せよ男子。』(日本テレビ系)では、岩﨑大昇、那須雄登、藤井直樹、金指一世が主演を務め、「奇跡が起きるとき」で主題歌も美 少年が担当した。佐藤龍我も『弁護士ソドム』(テレビ東京系)に出演し、浮所飛貴はドラマ『すきすきワンワン!』(日本テレビ系)に加え、『ギフテッド Season1』(東海テレビ・フジテレビ系)、『ギフテッド Season2』(WOWOW)ではNEWS 増田貴久が演じた主人公の相棒という重要な役を務めるなど、メンバー全員がドラマ出演に忙しい一年となった。グループでのコンサート活動に加え、それぞれが役者としても活躍するなど、美 少年はアイドルとしての王道を突き進んでいる。2024年にさらに大きな舞台に進むべく、今後の活躍に強い期待がかかる。

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