二宮和也、独立後も一つひとつ“攻略”しながら歩みを進める 常に挑戦を楽しむ姿勢

 とはいえ、これだけの人に影響力を与えていながらも、二宮自身は「まとめ役になったことなんかないんだけど。まとめた試しがない」とラジオでリーダーシップをとったことがないという発言をしていたのが印象的だった。

 「社長になったから」とか「自分の会社を起こしたから」といったことで、肩ひじをはるところが全くなく、どこまでもフラットで身軽でいようとする。だからこそ、周囲としてはそんな彼を応援したいという気持ちが自然と湧くのかもしれない。

 2017年の大晦日にオンエアされた『第68回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)で、白組の司会者という大役を務めたときにも、出演者たちから「頑張ってね」「何かあったら言ってね」「緊張すんなよ、みんないるから大丈夫だよ」と言ってもらえたと振り返る。「そういうのは助けてくれるものよ」と、ベテラン相手にも気負わず、胸を借りていくところに彼の可愛げがあるのだと感じた。

 改めて「頑張らないといけないんですよね」と話す二宮に、ディレクターの“板橋さん”も「『BAY STORM』チームは応援していますよ」とエールを送らずにはいられない。そんな二宮に手を差し伸べるのは、実姉も含まれているようで、現在ホームページを姉弟で作っていることもXを通じて明かされているから楽しみだ。

 二宮を見ていると「大変だ」とは言いながらも、一つひとつを自分の手で攻略していくのをどこか楽しんでいるように見える。YouTubeチャンネルの立ち上げもそうだったが、まるでゲームをやり込んでいくように、どこまでも自分なりの工夫ができるのは、彼の性分に合っているのだろう。果たして、どんなアー写が撮られたのか。そして新しいホームページはどのような仕上がりになるのか。何歳になっても新しい挑戦を楽しむことができる二宮から、ますます目が離せない。

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