稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾、パラアスリートとの相互にエネルギーを与え合う関係性 3人の新たな旅の先に導かれる土地とは?
「僕らがサポーターなのに、なぜか毎回、パワーをもらうのは僕たちの方だったな」とは、雑誌『Number』で計26名のパラアスリートと16回の対談を重ねた3人が振り返った際に、草彅が発した言葉だ(※1)。“エネルギーを発するスターと受け取るファン”という一方通行の構図ではなく、相互にエネルギーを与え合う関係性。そうして一緒にパワフルに生きていくことができるのも、新しい地図らしさなのだ。
思えば、3人にとってパリは大きな荒波を超えた先に導かれる土地のような気もする。3人がパリに行ったのは、新しい地図を広げて1年が経った頃。その様子は2018年10月7日に放送された『ななにー #7』でも届けられた(※2)。長年出演してきたレギュラー番組が立て続けに終了し、地上波で姿を見ることがなくなったあの頃。それでも『ななにー』という新たな番組を立ち上げ、一緒にエンタメを作ろうと言ってくれるスタッフがいた。香取の個展をパリで開こうと動いてくれる人もいた。変わらずにCMキャラクターとして起用したいと声をかけてくれる企業もいた。そして何より応援し続けてくれるファンがいた――。
パリの夜空をバックに繰り広げられた“ホンネトーク”で語られたのは、「本当に恵まれている」という周囲への感謝ばかりだった。困難を前にしても諦めることなく走り続けた3人。その根底にある負けん気、継続する力、そして感謝を忘れない気持ちは、活躍するパラアスリートたちの心意気とも重なるものがあるに違いない。
そして2023年。今度はコロナ禍という大きな荒波を経て、また再び世界が繋がろうというタイミングで、パリ行きの話が出た。予定していた舞台公演が急遽中止になったこともあった。それこそ『東京2020パラリンピック』も延期になった。3人にもパラアスリートたちにも思わぬ試練が立ちはだかった月日だったように思う。それでも走り続けたからこそ彼らは再会することができたし、そんな彼らを見て私たちもまたパワーをもらうのだ。
そんな感動もありながら、パリでは稲垣と草彅の爆笑珍道中があったことを思い出す。「パリ広しといえども日傘を差しているのは僕だけ」と元祖・日傘男子っぷりを発揮した稲垣。「慎吾ルーブル! 吾郎天パ!」と船で乗り合いになった子どもたちに対して無邪気に話しかけていた草彅。そして、香取と合流すると「せっかくだから撮ろうよ」と、ひとつの台に3人で乗ってギュッと寄り添う。そんな微笑ましい旅の様子がまた見られるのではないかと思うと、やはり3人のパリ行きはパラリンピックをさらに盛り上げるための“絶対条件”だ。
※1:https://number.bunshun.jp/articles/-/849492
※2:https://realsound.jp/2018/10/post-259506.html
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