モーニング娘。’23、アンジュルム、Juice=Juiceは『ロッキン』で新たな伝説を刻むのか? 3グループのステージの魅力を解説

 千葉市蘇我スポーツ公園で開催される『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023』。その最終日にあたる8月13日に、ハロー!プロジェクトからモーニング娘。’23、アンジュルム、Juice=Juiceが出演する。どのグループも普段のコンサートで圧巻のステージを繰り広げているが、暑い夏の野外ステージで行うパフォーマンスは、観客の熱気と相まってさらに勢いを増し、フェスならではの魅力を生み出しているように思う。

 そこで今回、あらためてハロプロ×ロックフェスティバルの化学反応に注目。これまでの『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』出演歴を振り返りながら、モーニング娘。’23とアンジュルム、Juice=Juiceのステージの見どころについて迫ってみたい。

 ハロプログループの『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』出演は、意外と歴史が長い。2015年に℃-uteが初出演を果たしてからというもの、2017年にアンジュルム、2018年にモーニング娘。’18、2019年にJuice=Juiceが初登場。以降、モーニング娘。とアンジュルムは毎年『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』のステージに立ち、Juice=Juiceは今年が久しぶりの出演となる。

 では、各グループのステージには、どのような特徴や魅力があるのだろうか。普段のコンサートの内容も踏まえながら、ステージの見どころについて軽くおさらいしていきたい。

 まず、ハロプロ×『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』と言えば、真っ先に思い浮かぶのが2018年のモーニング娘。のステージだろう。この年に『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』初出演を果たした彼女たちは、炎天下でMCをほとんど挟まずに、約40分間のステージを完走。持ち曲を次々と全力で歌い踊るモーニング娘。の姿は、「体力おばけ」という言葉とともに大きな話題を呼び、今もなお語り継がれる圧巻のステージとして伝説を作った。

 しかし、彼女たちは何も『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』のステージだからと言って特別なパフォーマンスを見せたというわけではない。2019年の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』の会場で同フェスプロデューサーの渋谷陽一が、その前年のモーニング娘。のステージについて「彼女たちはいつも通りにやって、会場を熱狂させた。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』は、モーニング娘。を発見したわけです」と述べたとおり、普段から全力でパワフルなステージを繰り広げている。

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 全力で踊りながらもピッチがほとんどズレることのない生歌。各メンバーがたしかな実力を持ち、細かに次々と立ち位置が変わっていくフォーメーションダンス。これに加えて、加入歴の長いメンバーが高いスキルでステージの中心的存在になっているのはもちろん、最近は15期や16期の成長が目覚ましく、モーニング娘。のパフォーマンスを支える柱となりつつある。特に15期の3人(北川莉央、岡村ほまれ、山﨑愛生)は歌割りも増え、卒業したメンバーのステージポイントを引き継ぐパフォーマンスを行っており、エース級のメンバーが卒業したと言えど、やはり今年の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』でも圧巻のステージを展開することは間違いないはずだ。今年はリーダーの譜久村聖が秋に卒業を控えているため、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』でのステージはラストとなる。今のモーニング娘。を作り上げてきた彼女の雄姿にも、ぜひ注目してほしい。

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