TOMORROW X TOGETHER、京セラドーム大阪で「めっちゃ好きやねん」　MOAとの愛をさらに深めたワールドツアー追加公演

　白いTシャツ姿へとスタイルを変えたメンバーが再びステージに登場すると、ダークな雰囲気の「Good Boy Gone Bad [Japanese Ver.]」がスタート。楽曲の中盤でバックダンサーがステージに集結すると、BEOMGYUが口にバラを加え、ライターで火をつける。そして、クールなダンスパートを経て、本公演オリジナルバージョンで同曲を披露した。

　頭を抱える仕草からダンスのフォーメーションに移動したメンバーが、トレンディなメロディとサウンドが印象的な「Tinnitus (Wanna be a rock)」「Devil by the Window」を続けてパフォーマンス。その後、映像が流れているあいだにライダースジャケットに着替えたメンバーが「Angel Or Devil」を披露すると、「Ice Cream」を歌い上げ、ファンにアイコンタクトを送りながら楽曲のポップで楽しげな空気を会場中に届けていく。同曲の途中には、メンバーがランチャーでサイン入りボールを会場に投げ込む演出も。直後に行われたMCでは、BEOMGYUがそのことに触れ、「今日の思い出として大切にとっておいてください」と、カラフルなボールは彼らからの心のこもったサプライズプレゼントであることを語った。

　MCではさらに、HUENINGKAIが「僕たちがいちばん楽しみにしていたステージが残っています」と語ると、次に披露する楽曲はファンと共にダンスチャレンジを楽しむ「Happy Fools (feat. Coi Leray)」だと明かす。BEOMGYUとHUENINGKAIを中心に振り付けのレクチャーを行い、ダンスと歌を会場全体で楽しみながらパフォーマンスした。

　ここで本編最後のMCに。SOOBINから、次が最後の楽曲であることが告げられると、会場から彼らとの別れを惜しむ大勢の声が。HUENINGKAIも「いや！」と叫び、MOAとの時間をもっと楽しみたいと伝える。そして、メンバーから本編最後の挨拶へ。BEOMGYUは「昨日の公演が終わってから、今日の公演がとても楽しみでした」「MOAのみなさんも楽しかったですか？　いつもTOMORROW X TOGETHERのそばに、一緒にいてくれますよね？」「めっちゃ好きやで」と、大阪弁を交えてコメント。TAEHYUNは「今回の日本のツアー、楽しみにしていた公演なだけに、MOAのみなさんとのすべての瞬間が特別で、記憶に残ると思います」「次回もまた、いい公演で戻ってきます」「めっちゃ好きやねん」と、ファンと次に再会する日に思いを馳せながら語った。

　YEONJUNは前日のステージでファンとのアイコンタクトが十分にできなかったことが心残りだったといい、ライブ中盤のトロッコの演出では、ファンと目を合わせようと意識したとコメント。「本当に、言葉では表せないくらい幸せな時間でした」「今日の公演を可能にしてくれたMOAのみなさん、ありがとうございます。大好きです」と語り、HUENINGKAIも「大きい会場をMOAのみなさんでいっぱいにできたのも、すべてMOAのみなさんのサポートのおかげだと思います」「僕たちといつまでも一緒にいてください、約束です」と、MOAへの愛と感謝の言葉を伝えた。

　最後はSOOBINが挨拶するパートに。しかし、最近韓国のバラエティ番組などで大阪出身の人に「バン！」と発砲音を真似すると独特の反応をしてくれるという話が話題になっていたからか、SOOBINは挨拶の前に「バーン！」とスナイパーのような身のこなしで、会場に鉄砲を撃つ真似を。楽しそうに笑ったあと、「今日も本当に楽しかったです、MOAのみなさんと触れ合えたすべての時間が特別でした」「いつも僕たちの心強い味方になってくれるMOAのみなさん、次はもっと長い時間、一緒に楽しみましょう」「今日来てくださったMOAのみなさん、とてもとてもありがとうございました」「愛しています」と、メンバーを代表して大きな感謝の気持ちを改めて会場全体に伝えた。

　挨拶が終わるとYEONJUNが「最後の曲はみなさん大きな歓声で楽しんでください！　Let's go！」と会場に呼びかけ、7月5日に発売される日本2ndアルバム『SWEET』から「Sugar Rush Ride [Japanese Ver.]」を披露。ミステリアスな雰囲気の漂うサウンドのなか、セクシーさも含んだクールで華やかなパフォーマンスを行って、最後までステージに会場の目線を集め続けて本編を終えた。

　会場からの止まない大歓声で迎えたアンコールでは、「Farewell, Neverland」「Nap of a star」を披露。また、サプライズで「紫陽花のような恋 (Hydrangea Love)」をパフォーマンス。しっとりと静かに盛り上がる美しいバンドサウンドのなかで、〈君が好きだ〉〈君を愛してる〉と愛の気持ちをストレートに表現した歌詞を大切に噛みしめて歌うメンバーの歌声に魅了される時間となった。アンコール最後は「Our Summer」、ダブルアンコールでは「Ito」を披露し、追加公演の全日程を走り切った。

　4月に大阪、埼玉、神奈川、愛知で披露したステージも圧巻だったが、シンガポールやアメリカなどでの多数の公演を経て、追加公演最終日はさらにパワーアップしたパフォーマンスが繰り広げられた。特に今回は公演中盤のトロッコによる演出などもあり、ファンとより深い交流を図ろうとするメンバーの姿が印象的だったように思う。

　日本2ndアルバム『SWEET』のリリースにともない、日本で彼らがこれからどのような姿を見せてくれるのか注目必至だ。

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