GENIC、全国ツアーで再確認したファンとの信頼関係　“3年間の集大成”笑いあり涙ありの追加公演を観て

　MCでは映像を振り返り、「久しぶりにUNOをやって楽しかった」など感想を言い合いながら、増子敦貴の牛乳瓶メガネや、小池竜暉のポケットに脱いだ靴下が入っていたなど撮影裏話で盛り上がった。また、「Aventure」の時に雨宮翔がサングラスをかけてパフォーマンスしていたことに話題が及び、「どこ目指してるの？」と全員でイジる一幕もあった。

　そしてライブ終盤は、熱く明るい楽曲を次々と繰り出して夏を先取り。「READY GO」「We Gotta Move」「ジリジリSUMMER」という3曲をメドレーで披露すると、キャッチーな振り付けやかけ声も手伝って、会場は一気に楽しげな雰囲気に。続いて「夏の聲」では、ひまわり、海、花火といった夏感満載の映像をバックに歌い、会場にはクラップが響き渡る。メンバーも一緒にタオルを回して、会場のボルテージは最高潮へと達した。また、本編ラストは電話のベルの音で始まる、初々しく幸せな恋のポップナンバー「TALK」で締めた。ステージから指ハートを送るなど、7人は歌いながら客席に向けて愛と感謝の気持ちを送った。

　アンコールの「夏恋」では、観客が一斉に「We want to be with GENIC」と書かれた紙を掲げるというサプライズも。これには「聞いてないよ〜」「（もっと一緒にいたいというメッセージ対し）私たちもだよ〜」と、驚きと同時に嬉しさをにじませたメンバー。

　そんな中でリーダーの西本茉生が、メンバーを代表して思いを語った。
「正直、あと一歩ソールドアウトには届かなかった。これは俺たちの実力不足。情けないし格好悪いけど、これが俺たちGENICの現在地です。でも、数字も大事だけど、それだけじゃ計れないものがあることも、皆さんに教えてもらいました。Zeppツアー、ホール、武道館、アリーナ、ドーム、俺たちが叶えたい夢はまだまだたくさんある。この3年間、悔しさもつらさも悲しさも、いろんな気持ちを一緒に味わってきたみんなとだからこそ、どこまでも一緒に進んで行きたい」

　2019年にデビューするも、活動の大半がコロナ禍に見舞われ、思うような活動ができなかった7人。きっとそれを応援するファンも、メンバーと同じようにもどかしさを感じた約3年だっただろう。しかし、いつでも思いは一つだったはず。それを再確認したこの日のライブ。アンコールの最後に1stアルバム『GENEX』のラストに収録した「TOGETHER」を歌った際は、涙で声がかすれてしまうメンバーの代わりに歌うファンの大合唱が響き渡る場面も。アーティストとファンが、お互いを補い合いながら前に進むことの強さ。それがある限りGENICは前進し続けるだろう。

■セットリスト
GENIC LIVE 2023 -Flavors- Special Edition
4.29 LINE CUBE SHIBUYA

01．Supersonic
02．UPDATE
03．BURNIN’ BURNIN’
04．FUTURES
05．Shaky Shaky-Remix-
06．My BABY
07．U＆Ｉ
08．MOONLIGHT
09．月夜に馳せる 
10．Flavor 
11．SUN COMES UP
12．Aventure
13．READY GO/We Gotta Move/ジリジリSUMMER
14．夏の聲
15．TALK

＜ENCORE＞
EN１．夏恋　
EN２．まわりみち
EN３．TOGETHER

■リリース情報
『Flavor』
2023.02.15 Digital Release 
https://GENIC.lnk.to/20230215_Flavor_DLSTR

■各配信サイトはこちら
https://ffm.bio/genic

■GENIC OFFICIAL WEBSITE
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