Snow Man 佐久間大介、磨きがかかるセルフプロデュース力　“求められるもの”への理解が広げる活躍の幅

　こうした話を踏まえると、佐久間には「見せる力」があることがわかる。例えばトレードマークのピンク髪もその一つだ。4月30日まで行なわれていた舞台『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』、5月1日放送の『CDTVライブ！ライブ！』（TBS系）には黒髪で出演。しかし、5月2日放送の『ラヴィット！』（TBS系）では生放送で突如ピンク髪が復活し、話題となっていた。「佐久間＝ピンク髪」のイメージを浸透させられているからこそ、人々の目に止まり話題となっているのだろう。

　さらに、MVにおける見せ方も秀逸だ。新しいMVが公開されるたび佐久間の表情に注目が集まっており、自分が何を求められているかを正しく把握している印象を受ける。例えば、「W」のMV。同MV内では佐久間の美しい腹筋が露わになっているのだが、それも急遽衣装合わせ時に本来着るはずだったタンクトップを着用せずにいくことになったという経緯がある。3月16日放送の『Snow Manの素のまんま』（文化放送）でその詳細が語られていたが、佐久間は「いつでも脱げる体を佐久間は維持しているから」と発言。求められているものをいつでも出せるようにしておくことも彼の「見せる力」につながっているのだろう。

　自分のイメージをしっかり築き、求められるものやギャップをいつでも演出できるように様々な努力を重ねている佐久間。そのインプット、アウトプット力と、オタク心への理解があるから好評なグッズも誕生しているのではないだろうか。そんなグッズを携えての初ドームツアーだ。存分に楽しめることは間違いないだろう。