Kep1er、4月に日本初の冠番組放送へ　歌やダンスだけではないバラエティを通じた魅力とは？

　また、公式YouTubeチャンネルでも、様々なバラエティ企画が公開されている。例えば、2022年9月に終了した「Kep-chup」では、メンバーが料理対決やミニ体育大会などさまざまなテーマに挑戦。その中で並行して隠れミッションを実行する「主人公」のメンバーを探すという、複数の要素が絡み合ったバラエティ番組だった。ときに真剣なまなざしを見せつつ、全体としては和気あいあいとその日のテーマに挑む姿は、Kep1erならではの明るくあたたかな雰囲気を生み出していた。

　もうひとつの企画シリーズ「Kep1ayer」では、市場や靴工房など街中でのロケにも挑戦。レトロな街並みを感じられる韓国の観光スポット・喬桐大龍市場での旅ロケやパティシエに教わるお菓子作り、ペイントを自由に施せる靴づくりなどに各メンバーが取り組んでいる。「Kep1ayer」の魅力は、その回のテーマと真剣に向き合う姿から、各メンバーの個性も垣間見えることにある。例えば、靴のペイントに挑戦した際は、勢いを大切にするHIKARU、細かな部分はしっかりと色をつけながらも大胆な色合いで塗り続けるHUENING BAHIYYIH、慎重かつ繊細にイラストを描き込むMASHIRO、ディティールにこだわって模様を描くYESEO、ポップで可愛らしいイラストを仕上げたYOUNGEUNと、それぞれの特徴や性格を感じ取れる動画となっていた。

　さらに同チャンネルで2022年10月にスタートした「KEPtain Heroes」では、ヒーローが生まれる特別な惑星「KEPlanet」という異世界設定の中で、メンバーが数々のお題やゲームに体を張ってチャレンジ。エピソード3、人間カーリングの回では、ゆるく楽しげな雰囲気ながらも、メンバーの作戦の考え方とリアクションが見どころで、思わず最後まで見てしまうおもしろさがあった。

　このようにKep1erは、これまで出演した番組の中で、仲の良さを活かしつつ、どのような企画にも全力で取り組んできた。そうしたバラエティ番組の中では各メンバーの個性とグループとしての明るくあたたかな雰囲気を感じ取ることができ、Kep1erならではの魅力を放っているように思う。

　Kep1erの日本初の冠番組『本気でKep1erランド』では、メンバーが3チームに分かれ、体を張ったものからチーム力の試されるゲームまでさまざまな企画に挑戦するという。番組を通じ、日本の多くのファンを惹きつけていくのではないだろうか。