2022.12.27 12:00

iScream、鮮やかなハーモニーで“決意”を届けたリリースイベント　『LIVE i2023』への期待高まるステージに

文＝山田邦子

　ラストの曲はガラッと雰囲気を変え、明るくてキャッチーな「Meant to be together」。オーディエンスも曲に合わせて大きく手を振ったり、手拍子したり、自由なスタイルで楽しめる1曲だ。オーディションを経て集まった3人の軌跡や奇跡、そしていつも応援してくれているファンへの想いなどがクロスする歌詞を笑顔で届け、会場を盛り上げた。

　RUIが「みなさん、楽しんでいただけましたか？　でも、これで終わりじゃないんです！」と話すと、最後は少し早いクリスマスプレゼントとして「ホワイト・ラブ」のアカペラが披露されることに。「『ホワイト・ラブ』は好きな人をもっと好きに、大切な人がより大切に思えるようになっていく気持ちを歌った曲。私たちにとって本当に大切で必要としているのはファンのみなさんなので、届けたいなと思ってこの企画を提案させていただきました。スマートフォンで撮影して、みなさんの大切な人とぜひ共有してください」とYUNAが呼びかけると、「みなさんがTwitterに上げてくれているのを見てるんですよ」とHINATAも笑顔で会場を見渡す。たくさんのカメラがステージに向けられる中、3人は向き合って心を整え、張りのある歌声で「ホワイト・ラブ」のサビをアカペラで披露。デビュー前からアカペラでさまざまな楽曲に挑戦している模様をSNSにアップしていたが、こうして自分たちの楽曲をアカペラで歌う3人の声には、また格別な愛と熱が込められているように感じられた。

　来年1月には『i -Special Edition-』リリース記念ライブ『iScream LIVE i2023』の開催も決定している。“約束の場所”をテーマに、ファンと一緒に成長し、夢を叶えることを決意するステージにしたいという想いが込められたものだ。この日も何度となく、集まってくれた人への感謝を伝え、「みなさん一人ひとりのパワーが自分たちの支えになっている」ことを伝えていた3人。その想いを胸に、確実にスキルアップしていることがわかるリリースイベントだっただけに、来年のワンマンライブがこちらの期待を遥かに上回るものになることは間違いないだろう。デビューからの集大成であり、最新のiScreamを詰め込んだアルバム『i -Special Edition-』の完成形ともいうべき来年のリリース記念ライブをぜひお見逃しなく。