SOMETIME’S、新曲「夏のMagic」に取り入れた初の試み　Omoinotake迎えた2マンライブへの特別な思いも明かす

2マンライブ『League』ラストを飾るOmoinotakeとのエピソード

――そして8月19日には『SOMETIME’S Presents 2022 2man Live Series “League”』の第3回が開催されますね。ゲストはOmoinotake。満を持してという印象があります。

SOTA：ドラゲ（冨田洋之進／Dr）がずっと僕らのサポートとして叩いてくれているというのもありますし、事務所も一緒だから、まさに同じ釜の飯を食ってきた仲ですね。

TAKKI：『League』をやろうという話が決まった時点で、僕らの中では“8月はもうOmoinotakeだね”と決まっていました。

――SOTAさんがOmoinotakeの路上ライブを観に行ったのがきっかけで2組が出会ったとのことですが、当時のことは覚えていますか？

SOTA：めちゃくちゃ覚えていますね。正直その時はここまで仲良くなるイメージがなかったんですよ。謙虚なやつらだったし、その時のOmoinotakeはまだ23～24歳だったので、今よりも少し尖っていて。レオ（藤井怜央／Vo＆Key）とかちょっと怖そうだなと思ったし（笑）。

――でも、そこから仲良くなっていったと。

SOTA：気づいたら仲良くなっていましたね。ライブに出ればだいたいOmoinotakeもいるという時期もありましたし、渋谷のMilkywayに行けばだいたいエモアキ（福島智朗／Ba）がいたし。ミュージシャン同士なので、会う回数が増えるなかで自然と距離も縮まりました。

――Omoinotakeのみなさんからコメントをいただいているので紹介しますね。まず、SOMETIME'Sで好きな曲を聞いたところ、レオさんは「Don't Know Why」、エモアキさんは「Masterpieces」、ドラゲさんは「Never let me」を挙げてくれました。

TAKKI：嬉しいですね。「Masterpieces」はまさに一番対バンをしていた頃の曲なんですよ。エモアキはこの曲が一番好きだとずっと言ってくれているし、ドラゲも叩いていて一番楽しいのは「Never let me」とよく言ってくれています。

SOTA：レオが「Don't Know Why」が好きだという話はドラゲから聞きました。“機材車で流していたらレオが「めっちゃいいね」って言ってましたよ”、“レオは人の曲をあんまり褒めないので珍しいです”って。

――ちなみにお二人がOmoinotakeで好きな曲は？

SOTA：Omoinotakeに関しては何周か周るくらいは聴いているんですけど……最近だと「彼方」ですかね。でもモノマネしていて楽しいのは「産声」。

TAKKI：よくやってるよね、歌い出しだけだけど（笑）。僕はやっぱり「トニカ」ですかね。それか「Ride on」。僕、Omoinotakeの明るい曲がすごく好きで。レオの歌声は説得力があるから、バラードや切ないラブソングが似合うんですけど、その声でハッピーな曲を歌った時のミスマッチ感が僕にはたまらないというか。どんなに明るいアレンジをしても、レオの声があることでまた違った明るさに感じられるのはOmoinotakeの武器だなと昔から思っています。

――ドラゲさんに「SOMETIME'Sとのライブや制作の中で最も印象に残っているエピソードは？」と聞いたところ、「レコーディングの際、TAKKIくんに“うちのファーストコールはドラゲだから”って言ってもらった時に自分のプレイスタイルへの迷いがなくなりました。ドラムの恩人です」とのことでした。

SOTA：めっちゃいい話だな。

TAKKI：そんなこともありましたね。というのも、ドラゲはめちゃめちゃ嫉妬するんですよ（笑）。僕らも2人組ということで、いろいろな人をサポートに迎えられるスタイルではあるし、曲によって“この人が合いそうだな”というイメージもあるんですけど、まずはドラゲに声を掛けて「今回はお前が出られないから他の人に来てもらったんだよ」というふうにしないと、あいつがめちゃめちゃ嫉妬するから（笑）。

SOTA：あははは！

――ドラマーとしてのドラゲさんの魅力はどんなところにあると思いますか？

SOTA：グルーヴが独特なことですかね。僕らはずっとドラゲと一緒にやっているからその独特さが骨の髄まで染みついているんですけど、他の現場でもプレイしているサポートミュージシャンの方に言わせると、やっぱりかなり独特らしいんです。

TAKKI：“プレイスタイルに迷っているんだろうな”という時期もあったと思うんですよ。当初は藤田のデモをすごく忠実に再現しようとしてくれていたし、僕らのためにすごくタイトなドラミングをしてくれていたこともあったし。だけど彼なりの個性を出していって、それを僕らが必要としているということがちゃんと彼にも伝わって、そこから迷いがなくなったんだと思います。

SOTA：うんうん。

TAKKI：グルーヴに対する理解度がすごく深いドラマーですし、癖はすごくありますけど、“自分、癖あるな”と思いつつも、本当に譲れない部分があるからそうしているんだろうなという印象がありますね。

――ライブ当日に対する意気込みについては「この素晴らしいツーマンライブが名前を変えても場所を変えても未来永劫続けられるよう、最大のリスペクトを込めてライブします。踊り明かそう！」とコメントしてくれています。

TAKKI：“名前を変えても”ってどういうことだろう？

――おそらく『League』以外でもツーマンがしたいという意味ではないかと。

SOTA：なるほど。それは僕らも同じ気持ちですね。ずっとやりたいです。

TAKKI：ドラゲはずっと“Zeppツーマンをやるまでは絶対に（サポートを）やめない”と言っているんですよ。あと“一生SOMETIME'S”だっけ？　そんなことも言っていたよね。

SOTA：言ってたね。

TAKKI：やっぱり僕らも常に覚悟しているんですよ。ドラゲが叩けなくなる未来がいつか来ることを。

――お互い忙しくなってきたらスケジュールが合わなくなることも増えるでしょうしね。

TAKKI：そうなんです。ずっと一緒にやっていきたいと思っていても、どうしてもすれ違っていってしまうものなので。だからこそ、この関係性が許される限りはずっと続けていきたい。このツーマンでドラゲがツーステージやってくれるのは本当にありがたいし、僕らにとってもすごく意味があることだから、その意味を大事にしていきたいですね。

SOTA：昔から一緒にやってきたバンドでライバルのような感覚もありますし、『League』に出演してもらった中では唯一元々仲間だったバンドなので、3本の中で一番戦いに近いライブになるかもしれないです。バチバチと勝負したいなと思います。

■リリース情報
SOMETIME’S
「夏のMagic」
8月10日（水）配信スタート
配信はこちら

■ライブ情報
『SOMETIME’S Presents 2022 2man Live Series “League』
2022年8月19日（金）SHIBUYA CLUB QUATTRO
w/ Omoinotake
OPEN／START 18:00／18:30
TICKET：
4,000円（税込・自由） ※1ドリンク代別途
ペアチケット 6,000円（税込・自由）※1ドリンク代別途

＜一般発売中＞
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（問）H.I.P. 03-3475-9999 / www.hipjpn.co.jp

■SOMETIME’Sオフィシャルサイト
https://lit.link/sometimes

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